というわけでスラッシュとハーレクインと乙女げーにしばらく浸かっていた脳みそから何が出るかと申しますと、いわゆるお決まりのネタです。
「恋人のふり」
じゃじゃーーーん(≧◇≦)
いやー。好きだな。何度見ても好きだな。乙女げーの設定を長身の白人男性二人に使おうと思う辺でかなり正気が危ないんですが、ここはひとつJ2で。
ジェンセンとジャレッドは友人。それぞれ違う会社ではたらくビジネスマンですが、ある日ジャレッドが「ちょっと相談があるんだけど」と言いだす。
「なんだよ」
とジェンセンが聞くと、
「しばらく恋人のふりをしてくれない?」
最近得意先から勧められてる縁談があるんだけど、自分からは角が立つので断りづらい。で、
「恋人がいるとなれば、諦めてくれると思うんだよね」
それには見た目が良くて、自分も一緒にいて楽しくて、さらにこういう「振り」に付き合ってくれる人間でないと無理、と。
「なんだそりゃ」
とあきれ顔のジェンセンですが、
「ただでとは言わない」
と言われて目がきらんと光る。実は最近株で大損して、愛車を手放さなきゃならないかとなやんでいるところだったのだ。そして二人は単独だとそれぞれ常識的でいい奴なのだけど、一緒にいると悪魔のような悪ふざけをする延焼コンビ。というわけで契約成立。
「だけど、バレバレじゃないのか。ついこの間まで明らかにただの友人が、いきなりベタベタし始めるんだろ」
とジェンセン。ばれても自分は困らないのに真面目です。
一方ジャレッドは「大丈夫。結婚話が出たので思いきって告白したことにするから」と平然。
一日あたり100ドルとかで、デートしようがメールだけだろうが礼はする、とか言われて、それはなかなかおいしいぞ、と思うジェンセン。(高いかな。ビジネスマンの懐具合がわからん)
というわけで二人はダミーのデートをし始めるんだけど、ジェンセンは振りでも「おごられる」のが性に合わなくて、食事やなんやかやで費用がかかると、100ドルとんとんになって憮然とするとか、恋人メールをやりとしてたら、なんだか話が弾んでしまって、
「メール一本で100ドルか」
とか思ってたら、30回くらいメッセージのやり取りをしてしまって、一本3ドルになってしまった、とかあとで計算しちゃう。困窮してるのでしまりやです。
パターンとしてはだんだん盛り上がって、キスとかしちゃった時に、ジェンセンが
(これは本気でこの流れなのか。それとも契約外料金を請求した方がいいのか)
と悩んじゃったり、ジェンセンがそーいうバイトを手広くしてるんだと思いこんだ男が、
「俺にも付き合ってよ」
とか言いだしてジャレッドが激昂して殴りそうになるとか、嫌がってるはずの縁談相手にジャレッドがすごくにこやかにジェントルマンな対応してるのを見たジェンセンが、
えーと、俺はこの場合どう振る舞うのがいいんだろう、
と悩んだり色々あって、
ラストは王道2パターンのうちどちらにするか。
その1 ふりのつもりだったのに、契約終了が近づくとなぜか胸が痛い、いつのまにか本当に…のパターン。
その2 実はふりとか言ってましたけど口実でした。ジェンセンが本命でした。縁談相手って嘘です、あれは見物が好きな従妹です、のパターン。
その②の方がおバカっぽくて楽しいかな…
もう隅から隅までざっつパターン!ですが、
こういうスラッシュがあったら何度でも読みたい私です…
おお、ネタは書くのも楽だ。
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