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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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ノック23日目 引退ネタ3

なかなかモヤモヤした風景に行きつかないじたばた。
(そういえばギャルソンネタも肝心な風景に行きついてないな…)





(いい加減ちゃんと野菜を食べろよ!)
という弟の声が聞こえた気がしたので、その日のディーンはチャイニーズの店に入った。
初めて入る店で(大半がそうだが)ジロジロ見られたが気にしない。
むしろ見たことのない野菜だらけのヌードルの方が大問題だ。
ヤギのエサに数ドル払ってしまった。
もう二度とこんなバカなことはするまいと心に誓う。

減らない皿をつつきつつ睨んでいると、不意にテーブルの向かいに腰かける人影が現れたので、ディーンはじろりと睨み上げる。だがそのままの姿勢で固まった。

腰かけているのは、サムだったからだ。

「………サム?」
「Hi、ディーン」

少し髪が伸びていたが、よれたジーンズにジャケットを羽織り、あの日のままの弟だ。
固まりながらディーンがとっさに考えたのは、今この瞬間に聖水も武器も持っていない自分は世界一のポンコツで大間抜けだということだ。

今まで散々相手にしてきた化け物が襲ってくることを考えなかったわけではないが、とにかく全般的に投げやりになっていたのだ。

「お前、どうして」
自分を罵りながら、口はぎこちなく動く。
向かいに座ったサムは、動揺するディーンを他所に平然と答えた。
「分からないんだ。気が付いたら地上に倒れてた」
「いつごろ?」
「分からない。結構前」
「……」
一言、二言、かわすにつれて罠かもしれないという思いは急速にどうでも良くなっていく。

魔物かもしれない。いいじゃないか。
どうせ来るかもしれないと思っていたのだ。サムの姿で元気そうに来るなんて気が効いている。
自分でもちょっとおかしい思考に行きついたディーンは、相変わらず狭そうに座っているサムの姿をじっと見る。

「ディーン」
「何だよ」
聞くとサムはテーブルの皿を指す
「それ、食べないならもらっていい?」
「いいとも」
たとえ悪魔でもいいくらい、弟そのものだ。

ものすごく久しぶりに笑った気がした。

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というわけでロボ登場

あっれー?
おいでよ〇〇の森じゃないですが、
「ディーン:引退したハンターだよ。狩りはしないけど、狩りの前に話しかけるとアドバイスをくれるよ」
的な生活の兄貴+サミュエルじいちゃんと会わず狩しないロボ

という呑気系のネタだったはずなのになんでこうなったかな。兄貴しっかりして。
テーブルがなければ飛びかかってハグしてますな。

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