仕事は単調だった。
ディーンはほぼ毎日うんざりしながら板を切ったり運んだりしていた。恐らくディーンが雑に打ち付けた板の上には壁紙が貼られたりペンキが塗られたりして安っぽい家になっていくのだろうが、それを見届けることはない。
つまらない仕事だが、つまらない仕事しかする気は無かった。
「普通の生活をしろ」
とサムは言い残した。
最初に思い浮かべたのはリサの顔だったが、しばらく車を走らせたあと、結局ディーンは別の町を行き先に選んだ。普通普通と自分が思ったところで、終末を避けただけでルシファー以外の天使も悪魔もその辺にいることに変わりはない。近づけば彼女にろくでもない危険を持ちこむようなものだ。
ただ働き、小さな部屋に戻って眠る。
酒に逃げるのも楽につながる気がして止めた。
酒も遊びも、人間を守って戦うからこそせめてもの喜びだと思っていたのだ。
何もせず、ただ眠るだけの夜はとてつもなく長くなった。
・・・
あ、やだ冒頭で時間切れだ。
ネタまで行きついてないのでつづけます。
やっぱなー、スパナチはS5までが(ロボがいるからS6前半まで入れるけど)心のベースですねー。長持ちガムのように味わい続けてはや…(見返しています)…もうすぐ8年。まじか。
そういえば、「はじめに」の記事はトップに固定するために2020年の日付なんですよね…もうすぐ来るやん…すごいよ日記もブログも三日坊主続きなのに。
[18回]
PR