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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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サミ誕2(静かな生活その後バージョン)

どうもゴタゴタしている時にはごたごたしたネタになってしまったので気になってリベンジ。
お礼もしたいけどちょっとだけこねた。

「静かな生活」ベースで引退後くっついた兄弟です。





早い時間に目が覚めた。
サムはぱちり、と瞬きをする。少し離れたところにディーンのうなじが見えた。とりあったシーツは、やや相手の方が有利に確保している。


抱き合ったまま眠る、といのは意外に難しいのだ。特に寒くない季節には。
きつくないように腕の位置を調整したつもりでも、気が付くとお互いに離れていることが多い。
だけど、目覚めた時に、酷く寂しく腹立たしくなることは減ってきた。


「…なんだよ」
視線に気付いたのか、ディーンが薄っすらと目を開ける。
「おはよう」
もごもごとベッドの中で交わす会話は割と好きだ。昨日の熱の余韻と子供っぽい甘えがやんわりと同居している。


誕生日おめでとう。
その言葉は日付が変わった瞬間にもらっていた。
乾杯をし、抱き合った翌日はお互いに仕事だ。


「…朝飯当番代わってやろうか」
閉じかけた碧の目が少し笑う。
「え」
「シリアルがあるから」
「いらない」
そうきっぱりと言って起きだす。
「誕生日にまめな奴」
呟いてもう一度寝そうな相手のシーツを剥いだ。
「誕生日なんだからコーヒー淹れてくれ」
「なんだそりゃ」
「どうせもう起きる時間だろ」


離れた身体に寂しくならないのは、多分こんな風に気の抜けた会話を交わすことが当たり前になってきたからだ。
サムは少しくすぐったく思いながら買い置きしていた野菜のパックをボウルにあけ、ディーンは勘弁しろと言いたげにうめき声を上げた。


よし、今回は平和に終わる。


お声をかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
ご来訪があったりぱちぱちやお言葉いただいたことで更新せにゃパワーが舞い降りました。
書かねばとGWに早起きしました。ここだけ自分をほめよう。
もう一度さみちゃん誕生日おめでとう~\(^o^)/





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