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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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サミ誕!!(注 超書きなぐり)

いよいよ月刊すぱなち化してきておりますが生きております!
コメントへのお礼も遅れまくっている癖に読み返して糧にしております諸々申し訳ございません~~~<m(__)m><m(__)m><m(__)m>

年度初めの昨年度報告に続いて今年度の諸々リアルライフの仕事がらみでしばらくごたごたが続き、気が付けばムパラの締切が近づいてきておりました。
そして盟友Kに
「さすがに今回はおれだめかもしれん」
と漏らしたら、
「あきらめちゃいかん(超意訳)」
と励まされ、
「じゃあ、今週末までにある程度作業が進んだら申し込もうかな…」
などと斜めにずれた発想のもとで数日じたばたし、びみょーな状態でしたがやっぱりムパラの申し込みをしてしまいましたよははははは。

ちなみに今回目指している新刊は「同居クレトムの記憶喪失ねた」の修正版です。
とりあえず薄くても一冊だして、あとは気楽にペーパーを書く!!
申し込んだからには抽選が当たりますように、と祈る日々です。

月末近くから数日、今度は自宅のパソコンから離れておりまして、やっと帰ってきたらリアルライフでまたどえらくゴタゴタすることが起きました。やれやれ。いや、ウィンチェスター家には勿論かないませんが。

しかしサミ誕。
あと30分でまた出かけなきゃいけないけどサミ誕。
サミ誕に絡まなくても、何かネタをひねる!!


浮かんできたシチュエーション:
S12登場のエゲレスのMOLにメリケンが仕切られてしまったら
……我ながら発想が偏っている





イギリスの賢者たちは、
「ウィンチェスター兄弟を味方に引き込めば、アメリカのハンター達は掌握できる」
という見立てをしていたが、つっこみようがないくらい根本的に間違っていた。

そもそもウィンチェスターは終末を引き起こした件で多くのハンター達から一歩引かれている。
そしてどんなに人徳のある相手でも、従うという発想をするハンターはそもそもいない。

「そうは言っても、掌握した以上、僕たちはハンター達をより効率的に人助けができるように導かなきゃいけないからね」
そんな口調だけは柔らかいイギリスの賢者がサムに注文してきたのは、
「ハンター学校」の教師役だった。よりよい、賢者に従うハンターを養成する場所ということだ。

「なんだそりゃ」
鼻で笑うディーンにはもちろんそんな役は振られない。ディーンの生殺与奪をイギリス側に握られたのが、ウィンチェスター兄弟の投降理由ではあったのだが、生殺与奪を握られるのが別に初めてではない兄弟の態度は相手に対してまったくもって恭しくはなかった。

サムに注文された「教育ポイント」は大きく分けて三つ。
・賢者が蓄積してきた知識がいかに厖大か
・賢者が提供する武器がいかにすごいか
・賢者に従って動くと、いかに安全で多くの人間を守れるか

しかしこれをイギリスの賢者の口から言うとブーイングを食らうだけなので、
「君なりに噛み砕いて、アメリカのハンター達にも受け入れやすいように言ってほしいんだ」
というものだった。

「おいおい、まじでそんなお説教する気なのかサミーちゃん」
ポルノ雑誌をめくりながらソファに転がるディーンに、資料を抱えたサムは
「うるさい」
と顔をしかめながら出かける。

サムが「学校」の会場に選んだのは地元の公民館、ではもちろんなくて、場末のバーだった。
当然ながらお目付け役っぽいイギリス賢者は付いてくる。


授業が始まる前に既にグラスがとびかっている光景に賢者は顔をしかめるが、生徒たちは知ったことじゃないとボトルを傾けている。
「みんな、この状況を喜んで受け入れているわけではないと思う」
サムの第一声に、盛大な賛同の声が上がる。
「僕の兄貴は妙な呪いをかけられた。イギリスの賢者たちはそれを緩和することができる。だから今僕は彼らに協力している」
へー、ほー、という声が少し上がる。
「そして母親が行方不明で、彼らはその鍵を握っているという」
へええええ?という懐疑の混じった声が続く。
「彼らはどちらも僕に希望を持たせつつ、根本的な解決はいまだしていない。ここにいる何人かは、同じような状況でここにいるのかもしれない」
ここでサムは言葉をきって店内を見回した。
「つまり、イギリスの賢者たちの発想は悪魔とよく似ている。だからある意味、聖水の効かない悪魔と思って対するとちょうどいい」
「そりゃあ性質が悪いな」
「そうなんだ」
うんうん、と同意に満ちる会場。イギリス人は心外そうに眉を上げるが、この流れであえて存在感を示すのは控えたようだ。

「僕たちにはそれぞれ狩りをすることになったきっかけがあると思う。だが彼らは違う。彼らに取って賢者であることは生まれ持った『階級』だ。たまたまその血筋に生まれ、決められた学校に通い、教えられた知識を覚え、そして自分を優れていると思っている」
ひゅーひゅーと口笛と罵声が酒場に満ちる。

「だから、彼らが何か言ってもやみくもに従うな」
サムがそう言うと、さすがにイギリスの賢者は顔をしかめた。
「彼らはハンターを賢者の下請けと思っているがそれは違う。彼らはまず依頼をする。受けるかどうかはその都度のハンターの機嫌次第だ」
おい、と何か言いかける賢者を視線で抑えてサムは続ける。
「彼らは金と知識と道具はあるが、立場は対等だ。仮にハンターの人質を害すれば、その時は魔女と同じ狩りの対象に変わる」
おお、そうだそうだと店内のあちこちから声が上がった。
「じゃあ話はここまでだ。適当に飲んで帰ってくれ」
おー、と声が上がると、皆サムの方から視線を外して飲み始める。
「おい、ここの払いは?」
サムの視線を受けたイギリス人は、渋い顔をしつつも「私が持とう」と頷いた。


「…で、それでイギリス野郎は納得したのか」
「もちろん。だって今まで奢りも拒否してきたハンター達が受け入れたんだよ」
「へー。じゃあその後は飲み明かしでつぶされたのか」
「さすがにそこまでは無理」
金だけ払うと追い出されたらしい。自分はたいして飲まずに帰ってきたというサムは、話しながら酒瓶を出す。
「いい酒だな。それがお前のバイト代か?」
「まさか。ただのお土産」
そう言ってサムが笑うとディーンも口の端を上げる。
「良かったぜ。お前の誕生日の乾杯をくそ野郎どもの酒でするのもムカつくからな」
「覚えてたんだ」
「兄貴だからな」
ディーンが立ち上がり、グラスを二つ持ってきた。
「そろそろ40かサミーちゃん?」
「うるさいな」


ところで悪魔と組んで大惨事を引き起こしたウィンチェスター弟の説得はなかなか効果絶大で、イギリスの賢者達はその後依頼をするたびに、細かく細かく契約内容を確認するハンター達に苦労することになる。


・・・・・・

邪魔が入りすぎて思いついたシーンがなんだったか忘れてしまいましたしくしくしく。
見返すと初手から謎設定ですが白昼夢ですからご容赦を。
まあいいや、上げることに意味があるのだ。
サミちゃんお誕生日おめでとーーー!



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