えー、ムパラも終わりまして、通販も大体は発送を終わりまして、
…気付くとさくっと半月更新が止まっているじゃーございませんか!
いや、なんというか年々時間が経つのが早いですね…体感的にはまだムパラ後一週間くらいな気分なんですが…
イベントや通販や拍手で暖かいお言葉をたくさんいただき、やっぱりスパナチっていいなあとしみじみしております。
というわけでそろそろ更新しよう。
思いつかないときはやりかけてたネタの続きにしようー。
(そして自分がどこまでリベンジしたかを忘れて確認しに行ってまた時間が過ぎる…)
見てくださる方に申し上げます、S4設定で生き返った兄貴にサミが無理矢理手を出して、色々投げやりになってる兄貴と身体の関係を定着させたはいいけど、悪趣味な力の誇示と思われてるあたりです。
「何か事件?」
新聞とネットを見比べているディーンに声をかける。
ディーンの言動は時々分かりやすくて、文字を追う表情が『狩りだ』と言っている。
「多分な。ここしばらく一定周期に死体が出てる」
「ああ、あれ。連続殺人って言ってなかったっけ」
「今も言ってる。ニュースではな」
当たり前だが、一般の人間は心臓の無い遺体が満月に続いたからといって、
(狼男かも)
などとは考えない。
「また心臓が無かったの?」
パソコンの画面を覗き込むと、
「そこまで書いてねえよ」
と苦笑された。それはそうだ、捜査上の重要情報だろう。
「ちょっと見てみようか」
サムがそう言ったのは、
(警察のコンピューターに侵入できるか試してみようか)
という意味だ。もちろんディーンにも伝わっている。
「入れるか?」
「やってみる」
サムがディーンの横からノートパソコンに手を伸ばすと、ディーンは場所を譲るようにちょっと椅子を横にずらした。
そのままサムがキーボードを叩くのを黙って見ている。
(あ。距離が近い)
真面目に画面を見つつ、サムはちょっと気を逸らした。覗き込んだすぐ横にディーンの横顔がある。ディーンと関係を持つようになって以来、それ以外の時は故意にか無意識にか物理的に距離を取られることが多くなっていたが、狩が関係してくると何となく切り替わる。長年の習慣と言うのは恐ろしい。
視線は動かさなかったのだが、サムの意識の流れは敏感に察知されてしまったらしく、ディーンが黙って椅子の位置をさらに動かす。
「分かったら教えろ」
とどこかに行かないだけましだった。
つづく
短いけど書けたとこまでアップだー
[18回]
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