昨日の更新後に気が付きましたが、ムパラにスペースいただけましたー!
何にしようかなー。
原稿に入ったらまずはそちらになりますが、思いつくまではリハビリ続けようと思います。
140文字でいいっていうのはきが楽でいいですねえ。
今日のお題った―様のお告げは、『幸せにするよ』。
……………………えー、
……えー、本当にお題ったーさまってば、書いてるネタに沿ったようなお題を下さって助かるんですが、ちょっと展開が早いのはどうしてなのかしら…
「連れ戻しに来たのか?」
カウンターに近づくと、ディーンはこちらを見ないで口を開いた。隣にいた女性はいつの間にか消えている。
「うん、まあね」
否定もできないのでサムはそう答え、ビールを注文した。
二人が平静に話し始めると、もめ事を期待していたらしい周囲の客たちは関心を失ってそれぞれの会話に戻る。向けられていた視線が離れるのを確認してから口を開いた。
「一人でフラフラしてると危ない。僕らは、色んな相手に狙われてるから」
「ああ、だろうな」
どのくらい分かっているかは怪しいが、なにせ記憶喪失だ。
「心配なら、仕事はしばらく休んでもいいんだ」
サムがそう言うと、初めてディーンが振り向く。
「僕らは二人のチームだ。思いだすまでは休もう」
見つめてくる視線に、大丈夫だという意味を込めて頷いてみせるが、今一つ反応が薄い。
「ディーン?」
ふい、と視線を他に向けるので、何かと思うと少し離れたテーブルのカップルが、今まさにプロポーズの真っ最中だった。
『…君を必ず幸せにするよ』
緊張した声が言い、向かいに座った恋人が嬉しそうに笑う声がする。どうやらイエスということらしい。めでたい。が、今の自分達には関係ない。
「ディーン」
もう一度声をかけると振り向いた。
「仕事ってそんなに簡単に休んでいいもんなのか」
「……雇われてるわけじゃないからね」
「生活どうするんだ」
「いや、それで稼いでるわけでもないから」
記憶を失くした兄がえらく堅実なことをいうので、サムは大変戸惑った。
続く
まだどうしても「幸せにするよ」までは言わせられませんでしたー。
どうしようかなあー。
[12回]
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