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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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記憶喪失リハビリ6日目

こんなおもいつきバラバラ更新にも暖かいパチパチやお声掛けくださる皆様ありがとうございます~。もはやありがたいしか出てこない。
ムパラの当落はまだ出ませんが、スペース取れたら何か出せるようにウォーミングアップしておかなくちゃ。

さて、逃げたはいいけどどうしよう…と思いつつお題った―様に伺いを立てたら、本日のお題は
「大人しく降参して」
………
………
フジョシ心を分かってくださるのは嬉しいんだけど、お題った―様ちょっと展開が早いと思うの。もうちょっとのんびり行きましょうよー。







携帯もGPSもなかったが、ディーンの後を追うのは意外と簡単だった。
「モデルみたいな顔のダークブロンドの男を見なかったか」
と尋ねると、結構な確率で目撃情報があったからだ。
ディーンがインパラを使わず、徒歩だったことも大きいだろう。

近くのコンビニで水のボトルとチョコバーを買った後、タウン誌でこの辺りの路線を調べ、パーキングに停まっていたトラックの運転手と話して乗せてもらったらしい。

行き先が分からなければ、ちょっと厄介なところだったが、そのトラックは隣町の工場からの配送車だった。

隣町にインパラで移動し、同じように目撃情報を探す。ここでも少しぼんやりした長身の男はあちこちで分かりやすい足跡を残し、二三件酒場を覗くと探していた姿があった。
余りの自分の手際の良さに、逆に心配になってくる。
(僕らFBIに指名手配されてたのによく今まで無事だったなあ)

ビールを飲む姿に近づきかけてためらった。
記憶がなくても調子のよさは変わらないのだろう。カウンターの隣で明るい色の髪をした美人が笑いかけている。
ディーンが出ていってまだ一日も経っていない。あまりにもあっさり見つけたら、大人しく降参しろと言わんばかりではないだろうか。

「…私の部屋に来る?一晩くらいなら泊めてあげる」
このバーに着いて大した時間はないだろうに、我が兄ながら見事なもてっぷりだ。
ここで邪魔するとこじれそうだと、声をかけるタイミングを掴みかねていると、低く柔らかいディーンの声がした。
「ありがとう。すごく魅力的だし助かるんだけど、恋人がいるから止めとく」
隣の彼女は固まったが、サムも固まった。
まさかまさか。
そう思っているとふと顔を上げたディーンと目が合ってしまう。

「…どうも迎えに来たみたいだ」
同じく顔を上げた彼女が少し目を見開く。
「彼?」
「そう」
「恋人?」
「多分」

たまたまだが、女性の声がよく通るものだから、周囲からちらちらと視線を向けられるのが分かる。
「多分ってどういうこと」
「そう思ってるのは、俺だけかもしれないってことかな」
女性からの視線が一気に冷たくなる。

いや、別に長年のあれこれを経て辿りついた関係だから何も恥じる気はないのだけれど。
でも、やめてくださいお兄様。

こんなところでいらん好奇の目を浴びてしまった。


続こう。

わあ、今日もギリギリです!
むぱらまでに蘇ってくれ萌え回線!




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