「…というわけなんだ」
しばらくインパラを飛ばした後、改めてチェックインしたモーテルの部屋で、サムは自分達兄弟のこれまでのことを、かいつまんでディーンに説明した。
いきなりモンスターや幽霊の話などしても驚かせるだろうと思ったのだが、ぽかんとしているように見えたディーンは意外に質問がしつこく、ごまかしきれなかったともいえる。
どんな反応をするかと思ったが、ディーンは最初から最後まで否定や批判をすることなくサムの話を聞き、状況をおぼろげながら理解したようだった。
一方で「夜」の件についてはディーンは訊かず、サムもあえて言わなかった。もともとそう頻繁なことではなかったし、今はそれどころではない。
そもそも今の状態のディーンを連れて、狩りを続けるかどうかが問題だった。
だが、ディーンの決断は早かった。
翌朝サムが起きると、ディーンは荷物を持ってモーテルから姿を消していたのだ。
140文字多分越えたのでここまででいいや!
なるべく明日も更新しよう…140文字でいいから…
[16回]
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