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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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クリスマス妄想メモ CLASSICAL編

いい夫婦の日も、いい兄さんの日も過ぎてしまいましたがクリスマスはまだ来てない。
CLASSICALのこの流れで、S3のようなラブい夜は望むべくもありませんが、でもこのサミはクリスマス気にするだろうな…
文にするとクリスマス過ぎそうなのでメモ。





えー、多分その日はサムがことのほかギリギリと乱暴かつ凶暴で、ディーンが「おい」って止めても超能力も使いまくり。
ディーンが怒るから雰囲気も当然険悪になる。

「何やってんだお前」
「何が。狩りしてるだけだ」
「むやみに突っ込むんじゃねえよ」
「調査はもう終わってる。さっさと終わらせたいだけだろ」

これで人を巻き込みそうになったりしたら問答無用でぶん殴るんだけど、そこまでは至らずに、ぜえはあしながらモーテルに戻ってくる。

やり方は気に食わないし、全然自分の言うこと聞かないサムにムカついているんだけど、結果的には悪魔に憑りつかれた人も死なせずに被害も広がらずに狩が終わったので文句を言いづらいディーンは、荷物を置いてシャワー済ますとむかむかしたまま飲みに行こうとする。
と、今度はサムがムッとする。

「こんな時間に開いてる店無いだろ」
確かにちょっと辺鄙な場所だったりするんだけど、もっと遅い時間にだって出かけることは珍しくない。
「探すさ」
と言い捨てて出ようとするのをサムが止める。
ドアの前に立ちふさがるんだけど、すわ殴り合いかこの疲れてんのに、と構えかけるディーンに、サムがムッとした顔のまま、
「狩りでディーンが止めるのをきかなかったのは謝るから」
というので、ちょっと真顔になる兄貴。なんだなんだ。どういうつもりだ。

「だから今日は出かけないでよ」
と続けるサム。ファイティングポーズをちょっと緩めて、
「一体何なんだ」
と眉をしかめつつ訊く兄貴。サムは笑いたいけど笑えない、みたいな表情で
「今日はクリスマスだ」
という。兄貴目をぱちくり。

さすがの弟様も、最近の自分達のながれで、「クリスマスだろ?(にこっ)」が通じるとは思わない。というか素直に笑えない。

ディーンもさすがに最近の流れでサムの「お願い」にあっさり応じる気にはならないんだけど、真面目な顔で謝られて頼まれると蹴散らしづらい。(結果的には同じことになっている)
「冷えた飯食って寝ろってか。酒はあるのか」
モーテルに帰る途中で買ったジャンクフードを思い浮かべてうんざりしながら尋ねると、サムがちょっと気まずそうに、
「ピザなら来る」
と言う。
「はあ!?」
「さっき頼んだ」
ディーンがシャワーを使っている間に頼んだ模様。
「酒は」
「ある」
サムは即答した後、
「エッグノックはないけど」
と、またちょっと気まずそうに言う。確かに前に二人で過ごしたクリスマスとは全然状況がちがうので、エッグノックだのプレゼント交換だのする雰囲気ではないのでむしろちょうどいい。

ディーンはムッとした顔のままドアから離れて、
「どこだ」
と訊く。サムが黙って部屋の隅から大量の酒瓶を出してくるのでちょっと呆れるディーン。
種類もバラバラ。
「なんだこりゃ」
「何を飲みたいか分からないだろ」
そういうサムの声が、明らかに自分が飲むのを想定しているので、ディーンはこの数か月のサムの生活をうっすら想像する。
しかしだからといってかける言葉も思いつかないので、取りあえずウィスキーの瓶を掴む。
と、サムがグラスを出してきて、むっとしたまま瓶をディーンから掴み取ると、二つのグラスに注ぐ。
注いだ一つを同じような顔のままディーンにつきだす。

「メリークリスマス、兄貴」
睨みつけるように言われて、喧嘩売ってのかこのガキ、と思いながらグラスを上げかけるディーン。サムの目がちょっと潤みかけてるのに気付いて少し動揺しかけるけど気付かないふりをする。
「メリークリスマス、サミー」
笑ってやれないままグラスを合わせて、一気にグラスの中身をあける。
アルコールを補給すると少し気分にも余裕が出て、ソファーに座るとテレビをつけるディーン。
サムも少しホッとしたみたいに隣に座る。

テレビではクリスマス用の番組を流していて、二人でソファに座っていて、狩りは終わって部屋は暖房が効いていて、だけど今年はツリーは無いし、二人は目を合わせない。
取りあえず酒があるのは幸いだ、と思いながら瓶からつぎ足すディーン。置いた瓶をすぐサムが掴んで、記憶と違うサムのピッチの早さにもやもやする。

会話が無い二人の代わりにテレビはわーわーにぎやか。

「…もうクリスマスはずっと一人で過ごすんだと思ってた」
少し経ってからサムが呟いて、大分酔ってきたディーンは隣を見る。(ルビーと過ごす、の間違いじゃねえのか)と言いかけたけど、何となく口を開きかけて止める。
「へえ」
代わりになんとも気の無い声がでた。怒るかと思ったサムは怒らず、
「うん」
と答える。声の調子がなんだかひっかかってまた横を見ると、サムと目があってディーンはげげ、となる。ちょっと熱がこもった視線。
だけど今は断固として絶対にそういう気分じゃないので、もしもサムがそちらの方を仕掛けてきたら、鈍器で殴ってでも阻止するぞ、と手ごろな鈍器を探して室内に視線巡らせるディーン。

が、良いタイミングでピザが届く。
注文したサムがサンタのコスチュームの配達員にチップをはずんでるのを見て、ちょっと気が抜ける。
サムもサンタコスの店員を見送って気が逸れたのか、ちょっと笑って
「まだあったかい。食べよっか」
と言うのでディーンも賛成する。

ソファの前のテーブルで箱を開けると湯気が立って、アルコールしか入れてない空腹が急に激しく鳴りだす。
テレビがクリスマスソングを流してるのが急に耳に入ってくる。
最初の一切れを飲みこんだところで隣に戻っていたサムが、
「戻ってきてくれてよかった」
と言って頬に軽くキスをする。
さっきまでの思考だとここは怒るところなんだけど、なぜかスイッチが入りづらいなあと思いながらサムの方を見たディーンはちょっと眉を上げて、
「タバスコはねえのか」
と文句をつけてみた。



発展しそうもないのでここまで

うーむ。
通勤電車の中では弟がにーちゃんにしがみついていたんだけど、どうもしがみつきそうもないので終わります。

初期ロボ以上にラブラブが遠い古典の二人よ…


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