土曜日の夜、ダイナミックに遅刻して、しかも広大な敷地で会場がどこだか分からず取りあえずコンの会場に走りました。
想定「誰か一人くらいコンの関係者がいるだろうから会場の場所確認しよう」
現実。誰一人おらぬ。ホテルの警備員さんだけ。
そうでした。サインの列整理をライスの立ち食いしながらおおらかになさるクリエーションスタッフなのでした。トロントから何を学んだんだ自分。

まあホテルの中でウロウロ迷いつつ会場にたどり着きました。ホテルの中で林立するタワーの間です。入り口に警備の人がいて、コンのパスを見せると入れてくれます。
当然ある程度暗い会場内、10人くらいかけるテーブルが80以上並び、自分のテーブルをまずひーひー探します。
想像してみてください。
海外のホテルの庭。灯りは勿論ありますが、結構暗い会場内9割以上が当然ながら明らかに海外の方。99%が存じ上げない方。そしてみなさん着席して食事をほぼ終わろうとしているテーブルに慌てて座りこむ。一回席を確認してからご飯を確保にまた小走り。
ちなみにお食事は事前の広報通りアメリカというよりハワイらしいメニューで、野菜をペーストにしたような料理とか、何となく豚足を思いだすような肉料理とか、ほぼコンビニのサンドイッチで過ごした旅行中、一番異国情緒にあふれたメニューでした。
いや本当に惜しかった…一通りは食べましたのよ。でも初対面の異国のスパナチファンがほぼ食べ終わったテーブルに、小山のように盛り上げた皿を持ちかえるのをついためらってしまいました。ううん実に惜しかった。
さらにもう一つ触れておくと、飲み物はお水のみでした。これはまあ当然だし無難ですね。
終盤にかけてはケーキとコーヒーも出ました。すごいな大盤振る舞い。
(あまりにも胸いっぱいでなかなか本題に入れない)
で、ステージは19時から始まりました。周囲はすっかり陽が落ちてます。
まず最初はヒルトンホテルのステージ担当と思しき陽気な司会者のトークと、実に手慣れたディナーショー的な歌から始まりました。(上手いのほんとに!いかにもバケーションの夜にふさわしい軽やかな歌)
ホテルの公式ページから抜粋すると、「ライブミュージックや迫力のドラム、4人の男性による手に汗握るファイヤーナイフダンスなど、ダイナミックなパフォーマンスで繰り広げられる魅惑のショー」です。
コン参加であることを伏せてハワイまで来られた方にはアリバイ写真に最高のフラダンスあり、タヒチアンダンスありの「憧れのハワイ航路」感もりもりのバッチリ撮影タイム。
しかし、背後には明らかにリチャさんのバンドのドラムセットが設置されています。
素敵なおねーさまたちのフラダンスを見ながら(いつ始まるのかな)と思い、筋肉好きなら親指を立てずにいられない男性ダンサーの皆さんのパフォーマンスを見ながら、(実はこの右端がジェンセンだったりしないだろうか)と思いながらハワイアンダンスをガン見したりしつつショーは進みます。
例によって半分以上聞き取れませんが、司会者が会場に向けて男性のステージへの参加を呼びかけ、
「ほとんど女性ですねえ」
とか言って会場の笑いを誘います。会場では見える範囲の男性を周囲の女性たちが指さします。
そしてやがて会場からステージにぞろぞろ人が上がってきます。
…………オスリック君がいます。どうした君、と一瞬。
こういう時の一般人とキャストの境目に果たすオスリック君の存在は大きいなあ…
もちろん会場は一気にぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとなります。
興奮しすぎて記憶が朦朧としていますが、この後ギルさんとかマットさんも来たような気が…(修正補足ご意見絶賛募集中)
その後リチャさん登場。そしてそしてそしてミーシャ登場!!!!!!!いきなり来るかミーシャ!
「素敵だけど、これってスーパーナチュラルのイベントだよね?」
とか言ってます。

その後はなんというかカラオケ大会的にキャストが続々と登場して歌います。
えーと覚えてる限りでもオスリック君(バンドやってるのかと思う意外な上手さ)、ギルさん(前日のカラオケで喉を酷使したのかとちょっと思う感じ)、キムさん(かっこいいスタイリッシュな歌い方)、ルースさん(細く可愛い歌声。リチャさんが超協力にバックアップ的に一緒に歌う)、ブリアナさん(大変大変かっこいいシャウト系)
…何となく「みんな歌え」と言われてませんか的な気が少々しつつ、「芸達者だなあ」と思いつつ。
しかしながらショーも1時間くらい越えてくると、思考は次第に絞られて来ます。
つまり、
「J2はこのショーに来るのであろうか??」ネットをチェックしている皆様は既にご存じでしょうが、日曜日の出番の前日、よく夜のデートをしていることが多いJ2ですが、今回はジェンセンが金曜日の夜に既にハワイ入りして、ミーシャとディナーしたらしい写真が出回っていました。
来てほしいなあ。
でも、そんな約束誰もしてないしなあ。
でもフラダンスや太鼓のリズムや諸々で盛り上がりきったこの状態で来てくれたら最高だなあ。
等々思っていたら来ました来ました!!!!!
ジェンセンきたーーーーーーー!!!!!
ハワイアンダンスのコスチューム…ではもちろんなく、黒っぽいシャツとキャップ姿です。
ギャー―――嬉しい!!!!
もうこの辺になると、周囲を見回して目の合った方とはうんうんと頷き合うくらいテンションが上がっています。
ジェンセン歌ってくれましたー!

そしてなんかこう、シャッターチャンスをくれているんでしょうかよくこう歌いながら顎を上げる。何回も仰け反るように顎を上げる。
だがしかし遅刻に慌てた私は夜間モードのあるカメラを部屋において、使い慣れないスマホしか持っていなかったのでしたガッデム自分!
いやしかし下手な写真撮るより肉眼でしっかり見ろと言う神のお告げに違いない。
ひーーーー、
ハワイでディナーでフラダンスのボンボコボン(大分言葉が麻痺している)の上にジェンセン来たのでもう脳内大変です。10メートルとか20メートルとか先のちょっとした舞台の上にジェンセンがいますよ!てかスパナチのキャストがぞろぞろぞろぞろいますよ!!なんだこの贅沢な空間。
その後、舞台の左手でファイアーダンスが始まりました。
その時の私の心境。
(ああ、こうやって視線を逸らしている間に皆撤収するのかな…)
んが、ダンスが終わって視線を前に戻すと大間違い。撤収してませんでした。
それどころかそれどころかそーーーーれーーーーーどーーーーーこーーーーーろーーーーーかーーーーーーー
「(聞き取れない)ギタリスト、ジャレッド・パダレッキ」
・・・・・・・・・・・・・・え。
ええええええええええええええええええええええジャレッドもきたああああああああああああああ
まじか?まじなのか???
前日に???
J2揃い踏み???
もう脳内大狂乱です。
ハワイの夜に、ディナーとショーで、舞台の上にはJ2が揃ってて、ジャレッドがギターを弾くのをなんかジェンセンが見守ってます。
ジャレッドも黒っぽいシャツに赤いレイをかけてます。スラーーーっとしてます相変わらずスラーーーーーーーーーっとしています。
(後で伺ったところによると、ジェンセンの友人のミュージシャンのジェイソンさんがジャレッドのギターの師匠だとのこと…なんなの。全世界のスラッシュに廃業しろと言うの…なんだこの幸せワールドは)
もうあまりにこのへんぐぎゃーーーーーうぎゃーーーーーと事あるごとに叫んで跳ねているので、会場両脇のホテル棟の皆様にはさぞかしうるさかったんじゃないかとは思うんですが、叫ばずにはいられませんでした。
最後の方では客席にマットさん入って来てテーブルの間で手拍子を促しながら歩いてるし。
ショーは21時ごろに終わり、興奮の余韻でフラフラしながら部屋に帰ります。
どーすんだこんな爆発後みたいな状態で。
明日は本番、J2デー。
服はどうするんだ、オートグラフの時何を言うんだ、フォトオプで頼むポーズは何にするんだああああああああああああああ
引き伸ばし続けてきたこの問題とついに向き合わなくてはなりません。ああ胃がキリキリしそう。
ところで部屋に帰ったらやっぱり遠慮がちな一皿ではお腹が空いたので、ポテチをぽりぽり食べましたよ。(胃はどうした)
ホノルル旅行の強い味方。
16日の昼から20日の朝まで、一袋で延々と頼りになったポテチくんありがとう。メリケンではスナックもご飯扱いというのが少しわかる気がした日々でした。

続く
やたらと奇声がおおいメモですみません…しかし叫ばずにいられない…
[18回]