「あたい、自分が嫌になっちゃうわ…」
と、薄暗いバーでママを相手にぐちぐち言いそうなくらい停滞しております師走です。皆様こんばんは、お元気でお過ごしでしょうか。
こんな時は気を付けないと、悪い男にふらふら惹かれて身を持ち崩しかねません。←今一つ話の流れが統一されていない。
というわけで、もうこの際自分に強制的にお題を課すことにいたしました。
ネットにまたちょうどいいものがあるんですねー。
「30日CPチャレンジ」
海外のお姉さまの発案だそうです。どんなカプで使ってもいいようなので取りあえずこれで停滞脱出だー。
さすがに毎日とかいきなり運動不足野郎がシャトルラン100回みたいなことをするとあっという間に足をひねりそうなので、飛び飛びだと思いますがぼちぼち参ります。
停滞ブログにぱちぱちやお言葉ありがとうございます。頑張る!更新続けます!!
ちなみに30日の内容はこちら。
- 手をつなぐ
- 抱きしめる
- ゲームをする/映画を見る
- デートに行く
- キスをする
- 衣装交換
- コスプレ
- 買い物
- 友達とみんなで遊ぶ
- 獣耳(衣装でも/生やしても)
- きぐるみを着て
- いちゃいちゃする
- アイスクリームを食べる
- 性転換
- いつもと違う服で
- 添い寝
- 寝起き・朝の支度
- 好きな事をする
- 正装
- 一緒に踊る
- 料理/お菓子作り
- 肩を並べて戦う
- 言い争い
- 仲直り
- お互いを見つめる
- 結婚する
- どちらかの誕生日に
- 馬鹿らしいことををする
- 可愛らしい事をする
- 「ホット」(暑い・熱い・情熱的・えっち)な事をする
…いやー、フジョシの心は本当に海を越えても一つですね!
というわけで一日目。
手をつなぐ
「嫌だって言ってるだろ」
むっつりと言うサムにディーンは肩をすくめる。
「へー、いいぜ。じゃあ一人で動けよ。だがさっさとしねえなら置いてくぞ」
くいっと窓の外に見えるインパラを指して見せるが、サムは反応しない。腕を組んでもはやチェックアウト寸前のモーテルのベッドに腰を掛け、眉をしかめて目を閉じている。
何が起こったかと言うと、狩の途中で警察の催涙弾を浴びてしまったのだ。モーテルに戻ってからさんざん流水で流して少しはおさまったものの、目を開けると涙が出て痛い。
状況としては警察が来ないうちにさっさと退散した方がいいので、優しいお兄様が手をひいて裏に停めた車まで連れて行ってやると言っているのに、そんなみっともない真似はいやだと弟がごねているのだ。
「こっちがいい」
と前に立つディーンの肩に手を置いて言いはるので、もう勝手にさせることにした。
荷物を肩に担ぎ、ぐるりと部屋の中を見回す。サムの分の鞄を持ち上げ、ほれ、と手に押し付けた。
「よし、行くぞ」
部屋のドアを出て、すたすたと歩いてフロントでチェックアウトを済ませる。
と、そこでいつのまにやらサムを後ろに置いてきたことに気付いた。
「何やってんだお前」
「…そっちが先に行っちゃったんだろ」
恨みがましい声に天井を見上げる。だが、やっぱりしっかりと目をつぶっている弟は、お兄様の呆れたジェスチャーにも気付かず、そろそろとカウンタにぶつからないように歩いてくる。
肩に手を置かれていたのは分かっているが、置いて行かれたくないならしっかり掴んどけと言いうのだ。
「あーもう、めんどくせえな」
口の中で毒づくと、数歩の距離をずかずか戻って、そろそろとカウンタの角を確認しているサムの手をぐいっと掴んだ。
「ディーン!」
「うるせえ」
手首を掴んだまま大股に歩く。モーテルの入り口を出ると、左手に曲がって数十秒で愛車の隣だ。
「おらよ」
助手席のドアを開けてやると、ぶーたれているサムを突っ込んだ。
どうだ、お兄様の言う通りにすればこの通りスムーズじゃないか。
口には出さないがサムの方も(あっという間だ)と思っているのが表情から良く分かる。
「こんな真昼間に誰かに見られたら」
「見てねえよそんなもん」
「ほんとうに?」
「本当だっての」
実際のところガタイのいい男二人が手をつないで歩く姿は同じようなチェックアウト客や宿泊客、それに向かいにあるカフェのテラスでコーヒーを飲んでる客などから結構な視線を浴びていたのだが、もちろん言う気は無かった。
終わる
なんだこりゃ。
うーむ、ぎこちないですなあ。しかし停滞しないならまあいいや!取りあえず一日目だ!
[26回]
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