さて、今日もリハビリです。
なんかこう、時間があるし書きたい気持ちはあるのにエンジンがかからない日って実にもどかしいですね。欲求不満だけが溜まっていく…
そんな中お題ヒントをいただいたのでちょっと140文字くらいで!←140文字と思うと書きやすいのってなぜかしら
「くっつき双子」
と言われても、実際のところサムにはそれほどの自覚はなかった。
ちょっと見る他人からどう見えるかは知らないが、そんなにしょっちゅうベタベタしているわけじゃない。
だけどちょっとうっかり勢いとはずみで一線を越えてしまった翌朝、ぐうぐうと起きる様子の無いディーンの隣から抜け出して朝食を買いに行きながらサムはどきどきしていた。
どうしようどうしよう、やってしまった。
しかも何年も色々考えていたのに、あんな時なら言わなきゃいけないことを少しも言わず、気を付けようと思っていたこともすっかり忘れて、ただ掴みかかるようなことをしてしまった。
目を覚ましたとき目の前にあったディーンの顔は、何となく眉をしかめていたような気がする。
どこか痛むのだろうか。それとも寝ていても腹を立てるくらい嫌だった?
もしも今後半径1メートル以内に近づいてこなくなったりしたらどうしよう。
くっつき双子は言いすぎだけれど、兄に離れられるのは想像できなかった。
起きて話さない限り分からないことだとは分かっているが、心配しだすとキリがない。
せめて食べ物では怒らせないようにしようと、今朝のベーグルは野菜を挟むのは控えめにしてハムとチーズを増量する。だけど野菜を取った方がいいのは事実なので別容器でサラダを買った。僕はそこまで妥協はしない。
モーテルに帰りつくとディーンはまだ寝ていて、サムは先に食べるか、起こすか、待つかでまたぐるぐると迷う。
もしも昨日の夜のことが不本意でディーンの機嫌が悪かったら、睡眠の邪魔をするのとコーヒーが冷めるのとどちらが腹を立てるだろう。
「ディーン、朝飯買ってきた」
結局そっと声をかけ、それ以上はできずにテレビのニュースで気を紛らわす。
有名俳優夫婦が離婚した、というレポーターの話をかつてないほど真剣に見ていると、不意に重っくるしい体重と体温とが、微かに残るベッドの匂いとともにずしっと背中にのしかかってくる。
「コーヒーよこせ」
「ミルクは?」
「いらねえ」
背中越しに伸ばされた手がまだ冷めていないコーヒーの紙コップを掴もうとする。
どうやら怒っていないらしい。
酷くほっとしてコップを持たせてやった後で、
(しまった。怒っていない状態で密着してきたのならここはおはようのキスでもこちらからしてやるべき場面だったのでは)
と思いつつサムは振り向いたのだが、時遅くひと口コーヒーを飲んだディーンは、ぼりぼりと腹を掻きながら、のんびりした足取りでバスルームに向かってしまったのだった。
よくわかんないけど終わる
140文字やっぱり忘れてた
FQさん!絶対に絶対に想像されたのとずれた自信がありますが、文字はかけましたちょっとすっきりしましたあざーっす!
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