えー、夕飯も終わって書き放題なのですがちょっと出が悪くなってきたぞ。
やっぱりお題った―さまにおすがりするしかない。
貴方は認定ハンターで『いえない我儘』をお題にして140文字SSを書いてください。
ハンターが公認された世界。
もちろんハンターには報酬が出る。公的に行政から依頼が来る場合もあるし、個人から依頼が来る場合もある。
でも、幽霊が出るってことは色々と後ろ暗いことも明らかになる可能性があるので、頼んできた相手から最後恨まれることも無きにしも非ず。
サムは登録ハンターになったので、結構お呼びがかかることが多い。最初はトラブルで戸惑ったりもしてたけど、元が法律家志望だったのでだんだんコツがつかめてくる(最初の契約とか)。
なので上の方からもスムーズな仕事をするハンターとしてオーダーが多かったりする。
なので、ちゃんと狩りの報酬で家も買えたりする(ローンも組める。一応)。
兄貴の方が相変わらず登録しないもぐりハンター状態で、認定書とか屁としか思っていない。サムが依頼を受けたり報告書書いたりしてるのは、
「役人にへいこらすんな。報告書なんかろくに見ちゃいねーし、意味もわかってねーよ」
と白い目で見てる。
「詳しく教える必要はねえ。良く分からん、でも結果は出る、くらいに思わせときゃいいだろ、手のうち晒すな」
で、兄貴の方は個別に依頼を受けたり、依頼がなくても昔と同じようにニュースで怪しい事件を見つけたら勝手に狩に行ったりしてる。そんなときはサムにも「手伝え」と言うし、サムもごく自然に手伝ってる。
公認されてからハンターになった連中なんかには
「それは違法行為だろう」
なんて顔をしかめる類もいるけど、サムは気にせず行っちゃう。逆にサムの狩りをディーンが手伝うことも多いけど、ディーンは登録してないので報酬は払われない。
サムが買った家に、当たり前みたいに一緒に住んでる兄弟。
で、ある時予想通り行政の役人に悪魔が取り憑いて、ハンター達のことを利用しようとする。サムとディーンも少しして気が付いて退治にはしる。認定後のハンター達はバタバタやられるけど、昔からのハンターは擦れていて、登録書の類もダミーが多かったので、被害は少なかったと。(何かこのネタ前も書いた気がしてきたぞ)
ひと段落ついて、ディーンが
「ほらみろ公認なんてろくなもんじゃない」
ていうけど、サムは
「行政組織に出入りできるから、色々仕掛けもできるんだろ」
と言い返す。魔法陣や塩や悪魔祓いのあれこれを、あちこちの役所に行くたびに仕込んでいるサムのコツコツ活動を知って、少し見なおす兄ちゃんであると。
キリがないからこの辺で切ろう。
…またもお題をちっとも使わなかったぞ。
えーと、サムはお兄ちゃんに「一緒に日の当たる場所に行こうよ」と言いたいし、
兄貴はサムに、「国の認定なんてどうでもいいから俺と狩りをしよう」と言いたいと。
しかし、結果的にはどっちも割と満たされておると。自覚しておらんと、そういうことですね。
わあ、もう結構な時間だ。
もう一本いけるかな??
[26回]
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