ぜいぜい。
夕飯作りながらもう一本いけるか。
貴方はゾンビで『おさえた首元』をお題にして140文字SSを書いてください。
モノがゾンビだからキスマークってことはないな。(痕が付くほど血の流れが良くない←)
ゾンビになってしまったディーンは相変わらず人とあまり関わらずに過ごしている。農作物はじジョーとエレンが「健康が安全が」と煩いので相変わらず無農薬。
でもやっぱり作業が大変(ゾンビでも)。
だんだん作業に適した時期も分かるようになってきたので、家庭菜園にかける労力が多くなってくる。つい、無理をしちゃうことがちょくちょくある。そうすると鍛錬をしてないゾンビは回復が遅い(ベントンはゾンビになってからも絶対になにかやってたに違いない)。そうするとサムは無茶苦茶心配する。
狩りでござるとか飲みでござるとかであるならば禁止もできるけれど、
「天候が荒れそうだから今日のうちに支えを作っとかないとまずい」
だの、
「すんげー虫が増えてたからとらないと」
だのと言われると。サムもあまり無下に言いづらかったんだけど、嵐の夜にディーンが飛び出そうとしたりするのは断固として止める。
「死なねーし、怪我しても問題ないだろが」
とディーンは言うんだけど、
「今はパーツのストックが無いからだめだ!」
と止めるサム。ストック(身体の)が合ったこと自体知らなかったディーンはちょっとびっくりし、ディーンが気づいていなかったことを知ったサムは、いらんカミングアウトをしてしまったことを知って憮然とする。
翌朝はボロボロになった畑を黙って片付けるディーンの後姿なんか見て、仕方なかったけどちょっと胸がチクチクするサム。
覗きに来たジョーが、
「酷いね」
と一緒に手伝いつつ、
「この間みた映画でもこんなシーンがあった」
とか呟く。そうすると兄貴が
「俺はいま農業モノの映画みたら号泣するぞ」
なんて言って、天気がまた悪くなってきた午後には、DVDを一杯仕入れて(胸がチクチクしてるサムが車で調達してきた)皆で農家の苦労や開拓者の苦労を描いた映画を鑑賞すると。
その後は兄貴の身体が痛むのもまずいけど、兄貴ががっかりする姿を見るのも困る!というサムが科学的に無農薬農業を効率的に実践する方法を学会で調べに行ったり、風よけのハウスを作ったり、どんどん兄馬鹿ならぬ弟馬鹿を発揮して、周囲の空いた土地も隙があれば買い足していく。
久しぶりに兄弟の様子を見に来たハンターが、仲間からどうだったと聞かれて
「農場になってた」
とか報告するんだな。
ここまで
あれ、店でジョーに言いよる客がいて、…って話を思いついたのに全然違うものになった。そしてお題にかすりもしていない…
(ちなみに夕飯は終わりました)
[28回]
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