カミングアウトしていないフジョシの悲しさで、周囲に人がいなくならないと通販作業ができません。
振込みのご連絡を下さった皆様、もう少々お待ちくださいませ。
えーと、どうしようかな。
最近日記と連絡ばっかりだ。
…ペーパーにし損ねたアラブ―の小ネタでもひとつ。
※スミスさんが最初に宮殿を出る前です。
(しかし間をあけて改めて見なおすと、スミス部長と宮殿ってなんなんだろう…←自分で言うな)
御記憶でしょうか(しらんがな)。
「お前もういなくていいから、宮殿の外で部屋借りたい」とごねたディーンをひっぱたいた後、ぶりぶりしつつも異国から連れてきた想い人(飽きたけど)に嫌われてなんとなくどよーんとしているぶーサムに、気の利く侍従(クラウリー)が、
「少し薬を与えて奥の部屋に入れておけばよろしいのに」
と言ってたのを実行しちゃったら、というネタです。
…なんで没になったか分かりました。事前に必要な説明が長すぎるんだ…なるほど納得。
「ディーン」
呼ぶとぼんやりした表情で顔を上げた。
その表情にピンと来てサムは舌打ちをする。
「クラウリーだな。余計なことを」
それを聞いてもディーンの表情は変わらない。
サムは長椅子に真っ直ぐ向かいかけて足を止め、別の椅子に座った。
動かないディーンを見て顔をしかめた後、ふうとため息をつき、穏やかな声で話しかけた。
「ディーンは今日も『仕事』に行ったのか?」
「ああ」
話しかけると素直に答える。
「そう。楽しかった?」
「…ああ」
「よかった」
少し首をかしげて考えてから返ってくる返事に、
「思考が完全に止まっているわけでもないようだな」
とサムは呟いた。
そして熱のない声で指示を出す。
「こちらにおいで、ディーン」
犬でも呼ぶようなその態度に反発するでもなく、ディーンは黙って立ち上がると、サムの座る椅子に近づき、足元に膝をついた。そしてそのまま膝にそっと手をかけてくる様子に、サムはふと目をすがめる。
「それはいいから」
そう言うとまた感情の見えないぼんやりとした表情で、サムの足に寄せかけていた顔を上げる。
「ここに座って」
隣を示せば、サムの声を無視して仁王立ちに見下ろしてきた先日とは打って変って静かに腰をおろした。サムが腕を回すと、大人しく肩にもたれかかる。
「ディーン。今日も昼間外に出ていたな?」
尋ねると黙って頷く。
「帰ってきてから何を口にした?」
「食事と、茶と」
「…避けようがないな」
やはり直接クラウリーを止めるしかないらしい。
…なーーーーーーんてのを書きかけていたわけですが、
要は大人しくお人形状態になってしまった部長を別居の前に思う存分かいぐりかいぐりする…という感じだったのがなんか上手くいかず止まったんですねー。