ピンクもどきのあらぶーに、暖かいぱちぱちやお言葉ありがとうございました～。
いやー、夫婦の痒いのもよく書いた後悶絶しますけど、あらぶーも痛いですね。
な、何を言ってるのかなこいつは！？
と書き直したくなったのはどこでしょう。
…ううう、今からでも直しちゃおっかな。でも某さまに突っ込みコメントもらっちゃったしな。

しかし、「やっちゃった」と布団でしくしくしていても仕方がありません。
優しい皆様のおかげでもぞもぞ出てまいりましたので、いっそこのいたたまれなさをネタにしてしまおう。今日は珍しく普通のくっついた兄弟の気分ー。←ここから既におかしい
後日またお礼に参りますね！

とある朝のダイナー。
黙々と朝食を食べてる兄弟。特にサミーが挙動不審。ちらっちらっと向かいで今日のスペシャルかなんか食べる兄貴を見てる。
周囲には家族連れがいたりして、
「おいで」
とか
「こら！」
とかの声がするんだけど、そのたびにサミーが見るからにびくっびくっとする。外でどっかのおじさんが連れに
「こっちに来い、早く」
なんて言ってる声がするともう、外と兄貴を交互に見てきょろきょろ大変。
「良い子だね」
なんて声がした時にはフォークを取り落とす。
「………いい加減にしろよ鬱陶しい」
黙々食べてたディーンがじろっと睨む。
「ご、ごめん」
へどもどしてサラダを突くサミーですが、慌ててるからプチトマトが転げる。「うわ」とか呟いて余計慌てるサミーを見ながらディーンが、
「そこまで後でおたおたすんなら、すんじゃねえよ」
と呟くと、既に涙目になりかけてるサミーがキッとして、
「ディーンだってその気になってただろ」
と言い返す。眉間に皺寄せる兄貴。
「へーーーーー、俺のせいかよ」
「止めようかって言ったら、いいから続けろって言ったのディーンだろ」
「言ってねえよ」
「言ったよ！馬鹿止めんなとかいうから、本気かって確認したじゃないか」

夜にノリノリになってしまうと、しばしば翌朝落ち込むサミーちゃん。夜は必ず明けるので翌朝の朝食は要注意です。もちろん周囲の客も店員も兄弟だなんて知らないから、ただのもーほーの朝っぱらの痴話喧嘩です。
「おい」
「…うん」
時々やるので周囲の白い視線に気付くのも早い。そそくさと食事を済ませて席を立つ兄弟。
きっとあちこちでやらかして、ボビーには「いい加減にしろ」と顔をしかめられ、クラウリーには黙って臭いものでも嗅いだみたいに鼻に皺を寄せられ、キャスには「君たちは何の話をしているのだ」とか真面目に事実確認をされてしまうのに違いない。

ま、そんな感じ

要はちょっとＳっぽく兄貴にイジワルした翌朝、
「うわーーーやっちゃったーーーーー」
と頭を抱えるサミーと、
「なーにが『来い』だよ。おにーさまに『抱いてやる』とかお前の趣味って…」
「うるさいなあ！！」
と（お前がそんなじゃ俺はどんな顔すりゃいいんだよ）とムカつく兄貴であると。
あああああ全く脱げじゃないよ脱げじゃ。←

[34回]