目を覚ますと知らない美人と寝てる兄貴。当然ぎょっとするだろうな。
でもしばらくするとメアリママは生きてるわ、サミーは弁護士になってジェシカと婚約までしてるわでジンの夢だと分かってくる。
そこで「マムに会えた!」と感動するのがS2の兄貴。
「まあいいか」モードに入っちゃうのがS8あたりの兄貴。
そーだな、煉獄から戦い抜いて帰ってきたらサミーは女の人と暮らしてて「ひと段落つくまでは付き合うけど、その後は狩り止める」とか言ってる辺りでどうでしょうか。
どーせ戻ってもサミーが冷たくて女の人との暮らしを優先してるのは同じ(見なおすと兄弟の描写としてちょっとなんだねえ)。だったら元々の恋人とよろしくやって、夢をかなえてるプンスカした弟と生きている母親の夢でも見て最後までの時間を過ごしてもいいか、とか思っちゃう兄貴。
で、「ジンの夢は長居したくなる都合のいい夢なんだよな」とかひとり呟いて
「どうしたの?」
なんて尋ねる彼女(in夢)にニヤリと笑う。
そしてそーだな、一念発起して消防士になっちゃうとかどうだろう。
年齢制限とか学歴とか色々あるだろうけど、自治体の臨時募集があったとかでなんとなれちゃう。
「ははは、さすが夢だな」
とか呟きつつ、「おめでとう」とかいって両腕を首に回してくる彼女に軽くキスを返す。
もちろんメアリママも祝ってくれて、ママの家で手料理なんかごちそうになってると(ここは本気でテンションが上がるディーン)、サムとジェシカもお祝いにやってくる。
「珍しいな」
という兄貴にメアリママが
「私が呼んだのよ」
と口を挟み、サムが
「驚いたよ。子供の頃なりたいって言ってたけど、とっくに諦めたんだと思ってた」
と肩をすくめて言う。
「お前が覚えてたのが驚きだ」
「記憶力はいいんだよ」
とか憎まれ口を叩きつつ、時々マムに怒られながら食事する兄弟。
その後兄貴は災害救助だの山火事だの色んなところで現場仕事をするんですね。
どんなに危ない現場にも突っ込んでいき、必ず帰るからなんか仲間から「死んでも死なない系」のあだ名でもつくに違いない。
なにせ狩りの日日で危ない場面は色々見てるし、死んでも目が覚めるだけだと思ってるしで、思いきりがいい。昔夢見たヒーローみたいな現場にいてちょっと嬉しい兄貴。
同僚はもちろんマッチョな消防士ばっかり。最初はぶつかり、だんだん認められるという黄金パターン。そのうち悪乗りして資金稼ぎのために「消防士カレンダー」とか作っちゃうかもしれない(上半身脱ぎで)。それで何故かマムやサムも買っててまた実家に来たサムに「何だよこれは!」とか怒られる。
「そりゃお前俺のナイスバディ…」
とか言う兄貴。だんだんプンスカ弁護士サミーが絡んでくるのを楽しみだす。
弁護士サミーもいい加減な兄貴が何だかまともになってるし、へらへらしてるくせに命がけの仕事に突っ込んでいくしでちょっと見る目が変わってくる。
で、そのうちあんまり危ないことばっかりする兄貴に説教をしだす。
………
……………
だ、だめだ!なんかこう萌え方向になかなか行かない。
やっぱり
「畜生、また失敗だ」
「なんでそんなに死のうとするんだよ!」
とか
もうちっとサムが優しいモードで思わず兄貴がほだされるくらいでないとなあ。
そんなこんなで不発弾なネタを書いてるうちに日付が変わりそうなのであげちゃいます。
新年度がんばるぞーーーーー
[22回]