予想道理の怒涛の年末モードです。ぜいぜい。でもまあ、この時間(23時)にパソコンが開けたからまあよしとしよう←えらそう
どーしよっかなー。
あらぶーはまたパチパチ打ってますがまだアップするほど量がない。
年末、にぎやか。うーむ、親族が集まるようなのはうちのイロモノの中でもMOLくらいか。
というわけで親族が一杯集まった家で疲れてる兄弟。
談笑の続く広間を抜け出した廊下で、ディーンは小さく息をついた。
クリスマスから新年にかけてのこの時期は、ウィンチェスター家には入れ替わり立ち代わり多くの親族が集まる。もちろん場の中心になるのは現当主である父ジョンであり、祖父のヘンリーだが、随分と若いうちに最終レベルの習得を終えた兄弟二人にも、様々な意味で好奇の目が向けられた。
天才的頭脳と言われる弟が何かと引き合いに出され、長男として発破をかけられることも、何をしたわけでもないのに自分に天使だの悪魔だの高位の異形が近づきやすく、周囲に手数をかけていることも昔からのことで、今さら引け目を感じるつもりはなかった。
それでも二日、三日と重なると、少しばかり抜け出したくもなる。
そんなわけでディーンは話題に出た本を探すという口実の下、人気のない書庫でひと息ついていたのだった。
本の位置はおおよそ見当がついていたが、ついでに関連したものがあるかもしれないしと、ことさらにゆっくり書棚の間を見て歩く。同じ時代の東洋の伝承についての本が目について、何となく手に取り、ページをめくった。ほどほどにしないといけないと思うほどに、興味深く感じて止められなくなるというのは良くある話だ。
「ディーン」
声をかけられてハッとする。
書棚の向こうから、灰青色の弟の目が覗いていた。
「サム」
「パイが焼けてお茶にするから様子を見てこいってさ、父さんが」
「ああ、悪い」
思った以上に時間が経っていたらしい。
「本あった?」
「ん、多分あの辺だ」
手に持った本を棚に戻し、見当をつけた棚の方に行くと、予想通りそこにあった目的の本を取る。
「待たせたな。行くか」
振り返るとすぐ近くから甘い匂いがして、ディーンはパチリと瞬きをした。スーツ姿の弟が、ウェイターよろしくコーヒーとパイを乗せた盆を持って澄ましている。
「何だかあっちは人口密度が高いからさ」
どうやら弟も年長者たちからからかわれるのに閉口して脱出してきたらしい。
「父さんはいいのか」
「椅子が足りないからお客に譲って、お前らあっちで食べろってさ」
「なるほど」
サムが何となく得意げに笑い、つられてディーンも小さく笑った。
もうちょっと書きたいけど間に合わないのでここまで。
とかなんとか言って二人で雪が降りそうな外でも見ながらコーヒーとパイを食べる兄弟でした。全然MOLである必要なさそうだけどいいんだい。オフィスマンは働かないし、ゾンビは腐らないんだーい。
ノックが間に合ったから、もう後はいい…
あ、そうそう今日はハリコンでしたね。ミーシャが日本のファンとの交流を楽しんで、日本を好きになってくれるといいなー。
参加の皆様も素敵な時間を過ごされたでしょうか。明日参加の方も楽しんでいらしてくださいませー
[23回]
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