今日もぎりぎりだーー。
お返事が遅れていてすみません。でもうれしいのでお言葉はいつもウホウホ読ませていただいてます!
今日はゾンビ―。さっき打ってたのが消えて大ショック中ですが俺は負けない!
相変わらず畑いじりメインのディーン(ゾンビ)。
最近はイチゴが栄養価的にスーパーフルーツだとか言うのを聞いて、苗を買ってチャレンジしている。
もちろんそんなにたくさん採れるわけじゃないんだけれど、サムやジョーが
「今日収穫するの?」
「いつ食べるの?」
とか食いつきがいいので結構楽しい。
収穫の当日には大きい弟と小柄な妹分がキャッキャと摘んで盛り上がっているのでさらにご満悦。
肉や酒やチョコレートは、もうほとんどいらない身体になってしまったのが時々寂しいんだけど、イチゴはもとから別に食べたくないので、心置きなくイチゴを愛でる弟たちを愛でるわけですね。
そしてクリスマスの日は、もちろんサムも家で過ごしている。
エレンの店も年明けまでお休みなので野菜の収穫作業も休み。
ディーンもエッグノッグの匂いだけ嗅いだり、ホットにしてグラスを抱えてソファーにいたりする。ちょっと舐めるくらいで飲まないけど。一杯飾りつけはするんだけど、食べ物はそんなにないのはサミーの気づかい。ディーンは
「別にいいっつーか、食えよ。そんな気づかい気色悪いぞ」
なんて言うんだけどサミーは
「普通に食べてるよ」
とか取り合わない。
そこに突然扉が叩かれて、二人は一瞬警戒するんだけど、ドアを開けると近所のおじさんかおばさん。
「野菜だか果物が足りなくて、でも今日は店が開いてなくて困ってるので、畑のものを少し分けてくれないか」
なんて言われたので、兄貴がすぐ籠に一杯分けてあげる。
サムは後ろで
「僕のイチゴが」
とかちょっとぷりぷりしてるとよろしい。ディーンも上げてから「やべ、サミーにやるって言ってた分だった」とか思いだして、「悪いな」とか言うんだな。そう言われるとサミーもそれ以上怒れない。
「でもなんであんなにあっさり分けてあげたの?」
と訊かれると、兄貴が、
「いや、クリスマスの夜に扉を叩いて食べ物を分けてくださいとかって、なんか昔話みたいじゃねえか?」
とか受けている。
受けてる兄貴を見て、ぷりぷりしていたサミーもちょっとほこほこすると。
そしてクリスマスの後には件のおじさんおばさんが
「あの時のお礼に」
とかキャセロールとか持ってきて、
「ますます昔話っぽいなあ」
と兄貴が笑う。
まあ、そんな感じでゾンビになった後の方がアットホームなクリスマスを過ごす兄弟です。
[27回]
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