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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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頭が死んでる14本目(MOL兄弟)

うわー、なんか最近バタバタしておりまして、やばい、今日ももうあと30分しかないー。

アラブ―は今日もガラケーで打っておりますが、間に合わん。
えーとえーと何かネタ。助けて140字のおだいったーさまー

MOL兄弟で『図書室の猫』
………なんですかそりゃあ?







サムは兄の姿を探していた。MOL本部の図書室はそこここに人がいる割にしんとして、存在をあまり感じさせない。他のフロアにいるときにはそうでもないのに、この部屋の中では誰もが気配を殺しているように見える。世界中から集められぎっしりと書架に並ぶ禁書、魔道書の類がそうさせるのかもしれない。

この間読みふけっていた歴史書の棚の前は空振りだった。
昨日持っていた古い魔術の本が置かれていた辺りにもいない。類似の本を次々に読むのは兄に多いパターンなのだが。

ふと思いついてソファの置かれた一角に足を向ける。大きくとられた窓の前に低いテーブルと赤い繻子の張られたソファがいくつか配置されている。窓側に向いた一つの背から、見慣れたダークブロンドが見えた気がして、サムはそっと背後からのぞき込んだ。
(やっぱりな)
調べ物に行くと言ったきり、帰ってこないと思ったら、兄は日当たりのいいソファで本を抱えたまま転寝をしていた。
(ふうん)
揺り起そうとした手を止めて隣のソファに座る。手を伸ばしてそうっと兄が膝に乗せた本を抜き取った。
(あ、これは読んだことがないな)
興味をひかれてパラパラとめくる。もちろん兄が開いていたページには栞をいれておいた。

ディーンはどういうわけか気持ちのいい場所を探すのが上手かった。
夏に転寝をしているのは大概自然な風が良く通る一角だし、寒くなってきたこんな季節は眩しすぎずに読書に向いた場所だ。
猫みたいだな、と兄が聞いたら怒りそうなことをふと思う。

父が呼んでいると揺り起したら、真面目なディーンは慌てるだろう。平和そうに目を閉じている兄の肩をゆする前に少しだけ、この猫の見つけたスペースで目を閉じてみた。


兄弟そろって起こされて慌てるのは、約一時間後のことになる。

終わる。

ああぶなかった
うわあ!あと2分だ今日は本当に危なかった…
なんか滅茶苦茶だがノックとはそういうものだーぜいぜい←足がもつれている




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