本をお持ちでない方も大丈夫です。全く問題ないです。
もとから何かびみょーな感じだった兄弟が、酔った勢いでくっついてその後いちゃいちゃしてるだけの話です。

というわけでその後の兄弟。

サムは目が覚めたまま動けずにいた。
視線の先にはまだ起きないディーンの顔がある。
はっきりいって今さら見るまでのものでもない。
いかに整っていようが、見飽きると言うも馬鹿らしいくらい知り尽くした顔だ。
だが。
（どうしよう）
その顔が昨夜自分と抱き合い、そして疲れて寝ているのだと思うと、強烈な満足感がこみ上げてくる。

熱を分け合う時間のくらくらするような快楽とは別に、サムはこうして、兄が自分の腕の中におさまっているのを見つめる朝がひどく好きだった。

……てな感じで始まるか、あるいは。

（ありえん）
ディーンはことさら肩をいからせ、大股にずんずんと歩いていた。
しけた町の広くもない通りだ。日曜だというのに大して人通りがあるわけでもない。

もともと気持ちがいいことは好きだ。
最中にヨすぎて失神するなんて話を聞いたら、サイコーじゃねーかと思うだろう。
自分がベッドを共にした相手が、失神するほど感じてくれたら、嬉しいし愛しいとは思うかもしれないが、それで相手を馬鹿にするかというとあるわけない。そんなこと考えるのもあほらしい。
わかっている。
だがしかし。
さっきから微妙に気遣うような視線を向けてくる馬鹿でかい弟相手に昨夜うっかり失神したとなると、どうにもこうにも話は別だった。


…てな兄貴視線で始まるか…

でも問題は事件もなくいちゃいちゃするしかする予定がないことなんだよな！

うお。
なんだかネタ未満ですがとりあえず一回上げる！
拍手ぱちぱちありがとうございますー
日付越え報告日記にまで…ううう、見守ってくださってありがとうございます。
新年の誓いの腹筋運動は挫折しかけですが、このノックはまた頑張りますです。
追記）コメント下さった方にお礼をいたしました～

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