昨日がほのぼのだったので、今日のワタクシは朝の通勤電車からピンクモードでございました!←人として何かを失ってる気もするが毎日楽しいからまあ良しとする。
というわけで他人設定SDでオフィスなピンクでいきます!
オフィスものです。勤め先はサンドーバーでもいいですが、勤めてるのは普通のディーンです(スミスにあらず)。
ある日行きずりの男と一夜を共にしたら、なんと新しい同僚(隣の部の部長)だった。
うげ。
と思うディーン。
昨夜彼女に振られた後で何となく人恋しかったこともあってなだれ込んだ背の高い若い男。
まさに数時間前に「また会える?」とか言われて甘くキスして別れた相手ではあるけれど、行きずりだから二度と会わんと思っていたわけで。
「よろしく」
とか切れ者っぽい顔で握手の手を差し出されて、
「ああ、こちらこそ」
とか握手しつつ、手が離れるタイミングが微妙に遅いのを感じたりしてる。
日中の仕事時間はお互い仕事仕事で過ごしているけど、さあ終わりださっさと帰ろう、と思っているとすかさずサムがノックして入ってくる。
「迷惑かな?」
「いや、まさか」
にっこり笑いつつ手はさっさと書類をアタッシュケースにしまってる。
「こんなところで会うとはね」
「意外だったな」
「幸運ってあるんだと珍しく信じたよ」
「へえ」
迷惑そうなディーンの気配を感じて、サムが肩をすくめる。
「また会ってくれるって、本気じゃなかった?」
ディーンはちら、と長身の男を見上げて努めて冷静な口調で言う。
「あんまり出来過ぎた偶然を信じる方じゃなくてな。仕組んだのか?」
「まさか」
サムが一歩近づいてディーンは微かに身を引く。
「職場でふざけた真似するなよ」
「もう終業だからプライベートだろ。僕はあんたと同格で上司じゃないからパワハラでもないし」
社内の蹴落とし合戦を色々知ってるので、ディーンはサムを自分を陥れるためにそーゆー場面を写真にでも取らせようと迫ってきてるんじゃないかと思って警戒してる。
それに気づいたサムは、つかつか窓に近づくとブラインドを下ろし、廊下につながる扉を閉める。
でもディーンは隠しカメラでもあるんじゃないかと思ってピリピリ。
サムはため息をつくと、つかつかデスクに近づいて、腕を掴むといかにも強引にキスをする。
「ふざけるな!」
とディーンが怒ると、
「画像を取ってれば不利なのは僕だろ。明らかに無理矢理だし」
と返すサム。そう言われて何となくだまりこむディーンに、もう一度サムがキスをする。
「会えないかもと思ってた」
キスを解いた後サムが呟くと、
「会う気はなかったからな」
とディーンが返す。
「やっぱり?もしかしてとは思ったんだけど」
とがっくり肩を落とすサム。
その後あれですね、しばらくは隠し通してるんだけどそのうちじわじわ周囲にばれて、営業部のクールビューティーが顧客管理部のノッポのものになってしまった、とか、顧客管理部のナイスバディのキュートな部長が、営業のタラシに骨抜きにされたとか、噂が社内を飛び交うんですね。
とりあえす「一夜を共にした相手が新しい同僚だった」というリーマンネタを書いてみたかったわけです。はい。
ちゃんと書くんなら最初は一夜明けの状態の朝からで、警戒しながらちょっと強引にキスくらいして、二回目はどっかのホテルになだれ込んでピンク度マックスで、その次にちょっと仲たがいと言うか離れる時期があって…って感じかなあ。
「何であんたそんなに態度が違うの!?あの日あんなにかわいかったのになんでそんなに突っ張るの??」
「うるせえ!!二度と会わないと思ってたからだ!!!」
てな感じですね。
[33回]
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