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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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週刊になりつつあるのでリハビリ(MOL兄弟)

皆様、お元気で年度末をお過ごしでしょうか。
平成25年度もあと一週間。提出しなければならない書類や、行わなくてはいけない事業や会計処理などはございませんでしょうか。そんなあれこれ惑う停滞ブログにお立ちよりありがとうございます(^◇^)
何だか年度末と寄る年波に押されて青色吐息になっておりましたが、最近続々とneoteny様に同居するもろもろ終わった後の兄弟のお話しがアップされたり、東雲紀行様の連載が色っぽいパートに突入されたり、萌えエネルギーがチャージされることが増えております。
なんというのか、朝から晩までもれなく毎日妄想してるのですが(仕事中は控え気味です一応ね)、発信機能が最近故障しております。く、苦しい。
先日は2/cell/osのコンサートにT師匠とご一緒し、かっちり固めたS氏の髪が、2曲目にはもうバラバラになってるのを見たり、一心不乱に演奏するL氏の鼻筋を見て、「ああ、そういえばそもそものきっかけはようつべの動画がSD兄弟に似てるってところからだったのよね」とか思っておりました。
演奏家として世界を巡るSD兄弟とか素敵ですが、クラシックや音楽業界が全然わかんないんですよね…残念無念。

でも少しでも書かないと3年目を前についに廃墟ブログになってしまう…
そーだなー、今思いつくのは(いや、色々毎日思ってはいるんです、幼馴染の続きとか←(頭の中ではもう終わっている)、師匠のリクを保留してるOLPの社長と秘書の喧嘩とか、ふーふの弟よりバージョンとか)淡々かMOLかなあ。
わけわからん自分メモになる可能性もあるので畳みますねー。散漫なメモでも構わなくてよ、というお時間とお心に余裕のある方だけどうぞー←そんなもんをアップすんな







小さいころから、サムは聡い子供だった。
単に勉強ができるというだけではなく、子供には理解しづらいであろう大人の言い回しや、言葉の裏の意図まで察してしまうところがあった。もちろん子供なりにではあったが。
逆に年齢に見合わないほど分かってしまうあれこれは幼い心に負担をかけるのか、よく怖い夢を見たと言って泣く子供でもあった。
ジョンもメアリーもサムを溺愛していたが、夢にうなされたときのサムは、なぜかその助けを4つ上の兄ディーンに求めることが多かった。こっそり部屋を抜け出したサムが寝ているディーンに怖い夢の内容を訴えながら揺り起し、安眠を妨害したことは数限りない。
小さいころに神童と言われても、やがては人並みに落ち着く子供は多いが、サムは成人に達した今でも特段に頭脳明晰と言われる青年だった。この特殊な家系の中においても。

ウィンチェスター家の前当主ヘンリーは、一代で財を成した男だった。MOLという知的集団は経済的補償を含まない。ヘンリーもそもそもは表向き目立たない会社勤めをしていたが、途中で自ら会社を興し、時流を読んだ経営方針で一族の階級をも押し上げた。MOLの構成メンバーは元々富裕層も少なくなかったので、ある意味ではウィンチェスター家もそれに追いついたともいえる。

サムはこの何でも知っている祖父に教えてもらいたかった。自分の頭の中を飛び交う様々な記憶の断片はいったい何なのかと。だが同時に祖父がそれを訊かれるのを望まないこともなぜかはっきりと察してしまっていた。なのでサムは厳格ではあるが優しくもある祖父に、それを尋ねることができないまま年月を過ごした。
サムが薄っすらとでもことの次第を察したのは思春期を過ぎたころだ。ちょうどMOLの研修で血族の血を追って時空を超えるスペルを学んだこともきっかけになった。

「あれは、元の世界だったのですか御爺様?」
書斎で祖父の手伝いをしながら、ポツリとこぼれた言葉は唐突で、怪訝な顔をされてもおかしくはなかった。
「いや。修正された、来てはならない未来の選択肢の一つだ」
だが即座に返された祖父の言葉に、祖父もあの世界でのいきさつを数十年経っても忘れていないことを知る。
「来てはならない…」
「そうだ」
祖父の顔を見返す。午後の陽がその表情に影を作っているのがもどかしい。
「たくさんの家族が傷つき、失われる未来だ。だがもう、あの世界が来ることはない」
「ええ」
だから安心しろ、とは祖父は言わなかった。
祖父は自分の一部があの世界に属していることを知っているのだ、とサムは思う。

祖父の書斎を出て足早に廊下を歩く。
父と母を愛している。もちろん祖父も。
それでも胸に渦巻く焦燥感は抑えようがなかった。目的の部屋の扉を叩くが反応はない。留守と見切ったサムはそのまま足を図書室に向けた。休日の夕食前の時間、彼は調べ物をしていることが多い。
そう思った瞬間脳内によぎるビジョンに口を歪めそうになる。あの世界での彼はもちろん必要に迫られた調べ物はしたが、仕事のない休日をそれで過ごすような男ではなかった。酒にポーカー、ビリヤード、懐が温かければ女遊び、とそこまで考えてふと気づく。そういった享楽的なあれこれに浸る彼を、あの世界でもいつからか見なくなっていた気がする。
前後する時系列に頭痛を感じながら、サムは書棚の間を歩く。何列目かで予想通り立ったまま何かの本に見入っている兄のディーンを見つけた。

「ディーン」
「サム」
どうした?と言いたげに顔を上げる兄に、サムは咄嗟に言葉に詰まる。探していただけで用事など無かったのだ。と、ディーンが軽く眉をひそめる。
「また変な夢でも見たのか?」
「え」
どうしてわかった、と顔に出たのだろう。ディーンは軽く息をつく。
「お前がそんな顔で突進してくるときは大抵そうだ」
しょうがない奴、と言いたげに本とこちらを交互に見る兄の碧の目を見ているうちに何となく落ち着いてくる。髪も、服も、その姿勢も、ずっと見慣れた兄の姿だ。
「うん…」
まったくもってその通りなので大人しくうなずく。サムが夢に怯えてディーンの部屋に駆け込むのは結構な年齢まで続いていて、ディーンもサムの必死さに押されていたのか寝台がかなり狭くなっても黙って同じシーツに入れてくれていた。
パラパラと本をめくる兄の横に立っていると、
「そこにいるなら手伝え」
と兄の指が腕をつつく。
「なに?」
「上の段の碧の背表紙のあれ取ってくれ」
指差されて見上げつつ腕を伸ばす。
「脚立が横にあるじゃないか」
手渡しつつ言った文句は
「お前の方が早い」
というごもっともな一言で封じられた。

その後も用事はないがサムは何となく兄にまとわりつきながら書庫で過ごし、夕食だと探しに来た母に呆れられた。


あ、なんか収集がつかないからとりあえず切ります。すみません<m(__)m>
MOLはシーンは浮かぶんだけど話と言うよりネタメモなんですよねえ…
あ、しかも今まで書いてたところと同じことを書いてるかも!?(脳内で同じような妄想をこねくり回し過ぎてわけわからなくなっている)

メモと言うよりも年度末で脳みそが硬直してるのが良く分かる感じがするなあ。
ひとさまのMOL兄弟ネタが読みたくて仕方ないので、ご存知の方はぜひ教えてくださいませ。実は私が知らずにいるだけで、既に一大ムーブメントが来てアンソロとかでちゃったりしてないかしら…



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