兄貴の引退は黄色い目の悪魔を倒した後としますので、同居する兄弟の世界ではエレンとジョーの母娘は健在です。そして二人はジョンパパの頃からウィンチェスター一家を知ってるわけですから、ディーンがハンターを引退してからもたまにやり取りがあると。
で、ある日サミーは、兄貴が母娘やボビーと話しているところに行きあうんですね。(場所が問題だけどまあどっか店かな)
で、ジョーが
「ふうん、あなたがサム」
とか色々思うとこありそうな目で見ると。
「なにか?」
とかサムが弁護士モードに近い感じで見返すと、
「敵討ちをお父さんと兄さんに任せて大学に行ってたんですって?」
まあ、ジョンパパとディーンは何回も死にかけたり怪我をしたりして、エレンとジョーもそれを見てたのでしょう。しかしまあサムはその辺は他人に言われても動じません。肩をすくめるくらいかな。兄貴の方も、
「うちの家族のことだから構うなよ」
とか言います。が、ジョーは薄々、悪魔の狙いはサムだったことも察してるので余計むかむかしてサムに突っかかる。一方サムはエレンとジョーに対する兄貴の態度に、やや身内感を感じて、
そう言えば兄貴が最近女遊び目立たないなあと思っていたことも合わさって、
「もしかして君は兄貴と付き合ってるの?」
とか聞くと。そーするとジョーがびっくりしますが赤くなるより前に兄貴が、
「俺がエレンに殺されるからそう言う冗談は止せ」
とか反応するんですね。さらに
「あえて言えば妹みたいなもんだ」
とかなんとか言っちゃうと。で、ジョーもむくれつつも、
「こーんな女癖の悪い兄貴なんかいらないわよ」
とか言って、「ひでえ」とか言うディーンと笑ってるわけです。んでディーンが、
「ジョーは止せばいいのにハンターになりたがるんだ」
「ママは止めろって言うけどね」
「当たり前でしょ」
なーんてやってると、サムが
「親の意見を聞かないところは一緒らしいね」
とか言ってジョーがムッとすると。
ジョーが突っかかっても、気にしないサムではありますが、それとは別にディーンとボビーとエレンとジョーの戦友的なちょっと疑似家族的な雰囲気は感じて、自分はそこには入れないことには、一抹の寂しさも感じたりするわけです。
でも、それが選んだ道だから特に口には出しません。兄貴も特に無理に仲良くさせようともしない。
で、兄弟が帰っていくのを見ながら、
「なにあれ」
とかジョーが言うと、ボビーが
「あいつらは昔からああいう兄弟だから」
とか答えるんですね。
「ディーンはあれでほっといていいの?」
とジョーが気にしますが、
「他にないでしょ。ディーンの家族はサムよ」
とかエレンが言う。
エレンとジョーとサムは、それからもたまに行きあいますが、一緒に闘うことはないので、そんなに親しくはならないまま行くんじゃないかな。
…というのをネタじゃなくて文で書きたかったんですが、やっぱり頭がフラフラするのでとりあえずネタメモで残します!
[20回]
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