ジェンセンもジャレッドもやり手のCEOかなんかで、どちらも前述の事情で結婚相手を早急に探してるんですね。そんで二人が「これぞ」と思った女性がたまたまダブって、二人はものすごく競り合うわけです。
そーしたら双方が「これはいける!」と思っていたところ、すんごい期日ギリギリにその女性に逃げられてしまう。あれです。恋愛シュミレーションで散々期待させる言動をしていたキャラが、最後の最後にあっさり去って行くような不意打ちです。あの甘い囁きは何だったんだ。
二人揃って相続がぱあになるピンチ。
そこにたまたま州の法律が変わって、同性婚が認められるようになるわけです。(呆然としてるモテ男二人の横でテレビの放送でも流れてるんだな)
「・・・・・」
どうせ愛などない形だけの結婚ならば。合致する打算と打算。昨日の敵は今日の友。
かくしてA社の若手社長とB社の若きCEOは、金と地位の維持のためだけに偽装夫婦になるわけです。はっはっは。
もちろん相続が済んだら速攻離婚するつもりで双方いたところが、A社とB社のまさかの婚姻による結びつき、というのが好材料になって、両社とも株が上がるわ業績上がるわ、うっはうは状態。
「・・・・・」
どちらも野心家のJ2は、欲のために離婚を見送るかと思いだします。
「不本意ながら、どうやら僕は君と結婚していた方が色々と都合がいいらしい」
「奇遇だな。俺としてもお前と結婚していた方がプラスが多い。気色が悪い話だが」
再び合致する我欲と我欲。ここで短期間の形だけ結婚から、一定期間は続きそうな関係になる。
そしてどちらも現金なので、
「自分の利益になる相手=好ましい」
の公式がはたらき、お互い少し歩み寄るわけです。具体的には家の中でも仕事モードの顔しか見せていなかったのが、多少オフの顔もするようになると。
そうしたら実は双方テキサスの出身で、色々話が合ってしまうと。
つんと澄ましたとびきりきれいな顔を鼻にかけた男が、実はシャイで朝に弱いとか、冷徹なマシーンのようだと思っていたCEOが、実はプライベートな場ではものすごくよく笑うハグ魔だとか。好きなフットボールチームが一緒で、リビングで大盛り上がりしちゃうとか。
で、ほんとに仲良くなっちゃうんですね。
だけどまあ、二人ともストレートなので当然女性とのつきあいも各々するんですね。それぞれの爺様も(突然登場しますが、ハーレクインで相続といったら権力者の爺様がいるのが定番)
「子供が欲しければ外で作ってくればいい。ただDNA鑑定はしろ」
とか言っちゃうような人。
さて、
「結婚っていう制度になってるけど、義兄弟みたいなもんだよね」
「そうだな」
なんて言い合っていたJ2(仲良くはなったけれどもある種「戦略的互恵関係」)なのですが、ある日どこかで誰かに(記者かな。ここはチャドだな)
「本当に何もないの二人には」とか言われたことから話がよじれて、
「「一回試しに寝てみるか」」
となってしまう。
そーしたらです。
そーしたらです!!
恋に落ちてしまうんですね。今さら、こいつにふぉーりんらぶ。
双方、うわー、どうしよう。とパニックです。お約束で恋を自覚したのは自分だけだと思ってる。しかももう結婚してるから成就してるし!!
・・・・・・なーんてネタを考えておりました。ああ書いてすっきりした。
ハーレクインになってますか?だめかな。
さっきからムパラに受かる前提で監禁クレトムの総集編をまとめ始めてたんですが、思わず逃避してしまいました。
拍手やコメントありがとうございます。お返事もう少しお時間くださいませ。すみません!
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