連休なので、久々にゆっくり寝まして、そうしたらやっぱり脳みそが動き出しました。
いやー、毎度のことながら更新できないときって、睡眠が大きいんだなー。
まじめに文を書こうとするとまた固まるので、今日もリハビリネタです。
あと、S8は泣く泣く日本版を買いましたので感想でもかこーっと思っております。
ネタバレになってもいけないのですが、S8は特に前半がいろいろありまして、ネット上の噂ですがめりけんでの再放送は1話の後11話まで飛んで流したなんてものもあり・・・!
いやあ、原作陣営がその気なら、視聴者側も遠慮なく気に入らない展開は見なかったことにするもんね。でも感想はこの際刻んでいこうと思います!根性の続く限り(笑)
そして何だか一昨日の「落ち込みクレイと慰めるトム」を、監禁の方の性格の悪いクレイだったらどーなるかしらとメモってみたのであっぷしまーす。
例によってネタだか文だかわからん代物ですので、その辺気にしない方だけどうぞー
性格の悪い方のクレイで考えてみましょう。
このクレイは言葉を選んで言うと上昇志向が強い。
紆余曲折の後の成り上がり人生なので失敗するのも人に負けるのも嫌い。蹴落とすのと出し抜くのは日常茶飯事でも、されるのは大嫌い。しかしながらそういう事態に陥ることも時にはあるわけです。敵も多いでしょうから、そんなときはやーいやーいざまーみろという目で見られたりもするわけです。
そんなある日に、帰ってきてカリカリしながらソファで酒でも飲んでるとしましょう。
テレビくらいつけてるでしょうが、見ちゃいません。
一目見てぐつぐつしてるとわかるので、大体人は避けます、こういう状態の人間。
が、部屋から出てきたトムが何故か寄ってきてソファの隣に座ると。
クレイは思わずギッと横を見るんだけど、トムはちらっとクレイを見ると、あとはテレビの方を向いて黙ってる。
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・なんだよ」
沈黙を破るのはクレイ(隣が気になって酒を飲む手も止まってる)。
「落ち込んでるな」
振り向いてそういうトムの顔は笑ってもいないけど気の毒そうでもない。
「落ち込んでるんじゃない。腹が立ってるんだよ」
「そうか」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
また沈黙。
「・・・ちょっと仕事でね」
「…そっか」
「・・・・」
「・・・・」
再び沈黙。
「何があったのかとか聞かないの?」
「何があった?」
「話したくもない」
「そっか」
「…なんでわざわざこんな時に寄ってくんのさ。あんた馬鹿じゃないのか」
「お前があのビルに来るのってそんな時が多かったじゃないか」
「…そうだっけ?」
「そんな時にハリーがいるとちょうどいいって言ってた」
「ああ…」
そういえばそんなこともあった。廃屋にトムをつないでいたころだ。あの頃の衝動は今よりもっと即物的で、本気でハリーが出ていることを期待していた。実際のところはトムのままであることが多かったのだが。
「…でもあんた今ハリーじゃないじゃないか」
言うとトムは目を見開く。
「…そっか。そういえばそうだな」
そう言ってソファを立とうとする。のでクレイは腕をひっぱる。うわ、と言いながらトムはまたクレイの横に座った。
「ハリーは出ないぞ」
困ったように言うのに
「出なくていいよ。買った家壊されたら困るって言っただろ」
と言いつつ、膝にどすんと頭を乗せる。
「・・・・・」
「・・・・・」
「慰めろよ」
ぐるり、と頭を回して下から見上げた。困ったように見下ろす顔を睨む。
トムは黙ってクレイの髪を撫でた。だが、ものすごく何か言いたそうな顔をしている。
「…なんだよ。言いたいことがあるなら言えば?」
そもそも誰も来いなんて言ってない(その後引き留めて慰めろと言ったのは置いておく)。
と、トムはクレイの髪に指を入れつつボソボソ呟く。
「こういう場面は誰か女の膝の方がいいんじゃないのか」
男の膝なんて固くて俺は嫌だけどな。
大真面目に言うトムに眩暈がしてくる。
「女が欲しけりゃどこかに行ってるよ」
「ああそうか」
トムは怒った様子もなく納得すると、しばらく考え込んだ後両手を髪に差し込んでくる。
ワシャワシャ。
「……なにをやってんのさ……」
怪しい指の動きにクレイが低い声を出すと、
「いや、シャンプーだと男にされても気持ちよくないか?男が男の頭撫でる光景ってのはなんだか不気味だけど」
「…へえ…」
・・・トムはすっかり忘れているようだったが、クレイは事後にトムの頭を膝にのせて髪を撫でるのが結構好きだったりした。
そーか、男の膝は固くて嫌か。
髪を撫でられるのは不気味か。
その時のトムの表情はとろんとしていたから、恐らく自分に当てはめてはいないのだろうが。
さあどうしよう。
このまま引き倒して膝に頭を乗せさせてやるか。
シャンプーならちゃんとやれとバスルームに行くか。
だが意外にシャンプー的指の動きは真面目に気持ちが良かったので、結局クレイは何も言わなかった、
トムはしばらくすると
「疲れた」
とシャンプー動作を止めてしまったが、クレイをどかそうともしなかったのでクレイはついでにそこで転寝し、起きたころには仕事の云々はすっかり忘却していた。
ちなみにクレイがどいた後トムは『足がしびれた』とソファから動けなかったので、今度はクレイがベッドまで運んでやることになるが、さすがにクレイも今日は文句を言わなかったとな。
そんな感じ。
なんで監禁バージョンだとこうだらだらするかのう。
そして久々だしてきとーなのでキャラ変わってたらすみません。
あ。そもそもクレイ視点だ。
脱兎。