考えてみたら今日は13日の金曜日でした。
これはいかん。いわばまさにクレトムの記念日。偉大なる某師匠が呟かれたのでやっと気づきました。バレンタインデーとならぶクレトムの日。あと1時間だからせめてネタでもひねろう。
・・・というわけで某師匠のつぶやきを天啓に
「何か心折れそうになってるクレイと、なでなでして慰めるトム」
いってみよー!師匠すみません無断借用します!!
クレイが何で心折れるか・・・まあとりあえず仕事にしよう。
今までは下っ端で、ペイも安いけど気楽な仕事だったのが、今度の契約で職種がちょっと変わって、ペイは微増で仕事の範囲と責任がジャンプアップしたとしよう。
で、ある日クレイがなにかミスでもして、顧客と上司双方からぎゃんぎゃんやられてヨロヨロ帰ってくると。で、夕食の時にトムが「どーした?」なんて言葉少なに訊いたりして、ヨロヨロの原因の話になり、話しながらクレイが思わず、
「前はこんなことで悩むなんてバカみたいだと思ってたのにね」
なんて苦笑すると、トムが大真面目に、
「そりゃな、斧や鉈で本気で殺されそうになるのに比べたらな」
と食べながらうんうんと頷く。それを聞いた瞬間クレイの頭には湖の事件がどわーーーーーっと浮かんできて、同時に評価がどーの納期がどーの、同僚との比較がどーのがどうでも良くなってくる。だから何だっていうんだ、死ぬわけじゃなし。
思わず笑って、
「あ、急に気にならなくなってきたよ。ごめん、変なことで滅入ってて」
と言うと、トムも笑って、
「気にするな。俺も平和なことで悩んだりするし」
とか言う。当然ながらクレイとしては
「え。トム何か悩んでるの?」
とか聞くだろう。そうするとトムがちょっと首をかしげて、
「いや、お前この頃前より帰るのが遅いだろ?」
「え」
「遅いなあ、とか。食事の仕込みずらそうかとか、平和な悩みだよな」
あれ、でもそうかポスト変わったから時間も遅めだと考えれば考えればいいのか。
言った端からトムが一人で納得してうんうん頷きだすのをクレイが止める。
「いやいやいやいやいや!それは大事なことだからトム!定時変わらないから!!」
「そうなのか?」
「そうだよトム!言ってくれてありがとう。ちゃんと元の時間に帰るからね」
「帰れるのか?」
「帰る!」
熱意をもって選挙公約のように叫ぶクレイに、「無理するなよ」とトムが笑う。
トムは相変わらずほとんどこもりきりの生活(多少の買い物は行くが)なので、クレイとしては是非とも早く帰れるようにさっさと仕事を片付け、手土産の一つも買う時間をひねり出そうと心に決めると。
で、結果としてはクレイのポストはちょっと上がったと言っても中の下くらいなのでクレイが気に病まない程度に取り組むのでも支障なく、さらに定時で上がろうとするのは却って仕事効率が上がってよかった。きっと職場では急に元気になったクレイに
「どーしたんだ」
と同僚が尋ねたりすると、クレイがにやにやして
「早く帰らないと同居人が心配するから」
なんて答えたりして、職場での『同居してる恋人にメロメロで、時々別れ話をされては荒れる男』『恋人の言葉で一喜一憂男』の評判をまた確たるものにするに違いない。クレイもそれをもう否定もしない。で、帰ってからトムに、
「もうだいぶトムが恋人だって公認状態でさ、今日なんか『早く帰ってやれよ』なんて言われちゃったよ」
などと話し、トムに
「そんなこと言われてんのかお前!」
と真面目に泣きそうな顔をされておたおたするとよろしい。
ああ平和だな!平和だなクレトム!!
相変わらず山も何もないけど、いいや。今日中に上げることに意味があるのだー!
半分くらい書いたところでいきなりキータッチミスで全部消えて青くなりました・・・
かき捨てごめんなネタ、ひさしぶりだなあ、楽だなあ・・・
[24回]
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