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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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誤解してごめんね(同居クレトム1)


一方的な思い込みで大切な人を責めてはいけない。

「ごめんな・・・?サミイ」
と膝を抱えてしゃがみこむ弟の顔を覗き込むお兄ちゃんのように、ワタクシは謝りたい。
コス〇コの大瓶入りオリーブに。
あんまりしょっぱいんで刻んで料理に混ぜていくしかないかしらと思ってたんだけど、そうだ、この世にはインターネットという素晴しいツールがあるじゃないのと思いなおして、「オリーブ、塩辛い、レシピ」とかで検索してみました。
そしたら奥様、どうもオリーブは、保存のためにまず塩漬けされてるので、各自使う分を塩抜きして使うらしいですわ。(今まで買ってた缶詰や惣菜は、塩漬け後調理したものだったらしい・・・)
ここのところ、あまりにもバカバカオリーブを食べて、いっそのこと家計簿に「食費・日用品」と別に「オリーブ費」という項目を設けてやろうかと思うくらいオリーブに身上つぎ込んでいた私は、大瓶のオリーブを見て「一気に食べる」ことしか考えてませんでしたが、これは保存食状態だから大瓶なんだということが分かりました。ちぇー、だったら瓶に「これは塩漬けです。食べる前に塩抜きしなさい」とか日本語のシールを貼っておいておくれよ。英語ばっかりだからじぇんじぇんわかんなかったぜ。なにせこちとら日ごろ接する英語はS/PNマガジンとスラッシュだけなんだからさ。

愛してるよこの悪党。

俺の方が愛してるんだよバカ。

なんて文章は読み解けても、「塩漬けですから塩抜きしてね」は読めないのよ、頼むよ。
これが
「ディーンはかなり意地っ張りなので、いただくまえには根気よく意地を砕きましょう」
なんて趣旨の説明文だったら、根性で読み解きそうな気もするんだけどね!
「8割方砕いたところでやさしくして下さい」
とかだったら読めない自分が悪いと反省するよ。そんで
「ディーンの弱いところは・・・・・と、・・・・・で・・・・・・・・・」とかなら文句言う前に現代スラングも載ってる辞書買ってくるんだけどな!!(黙りなさい)


「君の暴走を抑えきれなくなったら、その時は僕が君を殺す」
なんてクレイのセリフなら単語が分からなくても行間に漂う腐のオーラを念力キャッチできそうな気がする(うっとり)。実はまだ発見してないだけで、メリケンのLJ界にはあるんじゃないかしら。ジェ〇ソンに負けない強運と攻撃力と守備力、180越えた三十路前後の男子を「可愛いなあ」と胸キュンする特殊性、時々唐突にツルハシを振り回す気まぐれさも笑ってしのぎ、一緒に逃避行し続ける誠実さを兼ね備えたクレイと、原作のまんまポヤーンと受け受けしいトムがそれこそ読みきれないほどあふれているフロンティアが・・・・・・・!!!!

はあ(・・・と、彼方を見つめていた視線を落とす)。未知の大海原だか新大陸を見つける希望は決して捨てませんが、とりあえず目に入るのはトムクレばっかりなので自家発電に切り替えます。とほほのほ。



「ただいま」
柔らかい声と共に軽く肩を叩かれて、トムは跳ね起きた。いつの間にかソファで転寝していたらしい。
「食事、待っててくれたんだ。ごめんね」
言いながらのんきに着替えに向かうクレイを、慌てて追いかける。

「まずいんだ。顔を覚えられた」
「だれに?」
「角の食料品店の主人」
「あー、うん。僕も今寄ってきた」
「これからは別の店に行くか、住む場所を移すかしないと・・」
「トム?」
「すまん。俺の不注意だ」
炭鉱での事件で手配されている(多分)トムは、顔を覚えられることに過敏だ。クレイが最初に会ったときは、変装のつもりか髪もヒゲもぼうぼうに伸ばしていた。ただ、かえって絵に描いたような怪しい男になってたので、行動を共にすることを決めた時に、さっぱり切ってもらったが。
部屋着に着替えて振り向くと、「どうしよう」と顔一面に書いて立ちすくんでいる。「まずいね」とクレイが言ったら、いますぐ荷造りを始めそうな感じだ。
真っ青になるくらい心配してるのに、一方でドアを開けても気がつかないくらいソファーで熟睡してるのがトムの不思議なところだ。とりあえず今日の件に関しては不要な心配なのできちんと伝えておくことにする。
「あー、それ、大丈夫だよ」
「なんで!?」
「あの店の人、もう2ヶ月以上前から僕らのこと覚えてるし」
「・・・・・・・・・!!!」
青いを通り越して白くなってしまったトムを慌てて支える。
「だから大丈夫だって!可愛い彼氏だなー、なんて思われるだけだよ」
「は?」
「シャイな恋人だから、なるべくそっとしておいてくれって言っといたから、そこだけあわせておいてね」
にやっと笑って、食事にしようよ、とトムをテーブルに促す。
「そんな誤解されていいのかよ・・」
呆れたように言いつつも、あっけなく警戒モードを解いたトムを見つめて、
「誤解じゃなくせばいいんだよ」
と、クレイは言ったが、肝心のトムはもう関心が他に移ってしまったらしく食事を温め直しながら「そっかー」と生返事を返すだけなのだった。


と、唐突に始まり唐突に終わる。
とりあえず同居、同居してるクレトム。
練習練習。


 

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