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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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サミ誕3(ふーふねた)

「愛は数じゃなくてよヒロミ!」
と高貴な婦人が言ったような言わないような気がしますが、まだ1時間半ある!
もいっちょいけるか??


23時35分 一応いけました。努力だけは自分を褒めよう。24時間中睡眠とって仕事行っても ば げーしてケーキも買って3回祝った。

ああっ!しまった。そういえば昨日の淡々としたSDで、数日前から出かけててお祝いメールだけよこした兄貴にサムが当日、
「兄貴、一人で誕生日もわびしいから今日帰って来れない?」
なんてコールしたりするネタを考えてたんだった。もちろん「おいおい、誕生日にちょっと相手を見つけることもできないのかよ」なんていいつつ兄貴は戻ってきて、久しぶりに二人で食事をして一緒に飲んだりすると。
そんでもってお互いに、悪くないなあ、なんて思ってて、でも口には出さず、でも結局その後の生涯を通して、二人は誕生日は一緒に過ごすことを続けたのでした、とかね!!!

あ。5分で打てるねたであったか23時40分。
書き出すと色々書きたいんですが、余りに書き捨てるとお目汚し度がひどくなるからこの辺にいたします~



さて、夫婦呪状態の誕生日だと。

きっと兄貴は朝から戦々恐々。
サムが夫化したら、どんな恐ろしいプランを嬉々として持ってくるか警戒して、朝からぴりぴり。
で、弟のままのサムがむっとする。
「何なんだよディーンその態度」
「いや別に・・・」
「別にって態度じゃないだろ。なに、何か約束でもしてんの?」
「してねーよ!」
そう、夫は「僕のしたいことは誕生日の楽しみに取っとく」とか勝手なことを言っていたが、それに応じる約束などはしていないのだ。
強く否定したのに、弟の機嫌は何故かますます悪くなる。
「なに?もしかしてこの前の花束の奴とまだ続いてるの」
ある意味当たっているが、もちろんそんなことは言うわけにはいかない。
「ねえっての何にもねえよ。あ、そーだ、お前誕生日だろうが。なんかあるか?」
そうだ、先に弟のリクエストに応えてしまえばいいのだ。一応弟としてやってたことの記憶はつながってることが多いから、それで有耶無耶になると一番ありがたい。だが、そうそう兄貴の意図に乗ってくれない弟君は、
「別にいいよ。僕どうせ調べ物したいから、ディーン出かけてくれば?」
「出かける?・・・・その手もあるか・・・」
弟の誕生日にあえて出かけるという発想はなかったが、それはそれでいい気もする。帰りにそれこそパイでも買って帰ってやろう。ホッとした様子のディーンに今度はサムがふと真剣な顔で言う。
「ディーンさ、何かもめてるの?その、相手に会いたくないとか」
ディーンはどきっとする。ある意味大当たりだが、大はずれでもある。
「いや、別に」
「誰かを避けたいなら協力するけど」
こちらを見るサムの目は、珍しくからかう色も呆れた色も薄く、真剣に手伝ってくれるつもりのようだ。その気持ちは嬉しい。嬉しいけど、相手お前だから。ついでに別に避けたくないから。タイミングだけだから。

さまざまに去来する言えないあれこれを、今日もごっくんと飲み込んで兄貴はニヤリと笑う。
「サンキュ、だがまあ大丈夫だ。そしたら俺は出かけるから」
「そう・・・大丈夫ならいいけど」
「欲しいプレゼントがあったら買ってきてやっからメール入れろよ?サミーちゃん」
「パソコンの起動が悪くなったから新しいの買って来てくれ。耐水の奴」
「あほ」
それでも「何もいらない」と言うよりも、随分弟が歩み寄ってるので嬉しがってしまうディーンなのであった。

・・・・・・・・・・・・

そんなこんなで兄貴はでかけ、でも映画や酒場の気分でもないので適当にドライブ。
午後も過ぎた頃に
「今どこにいる?」
とサムからメールが来る。ちょっと引っかかった兄貴は、
「どっかの道」
とだけ書いて返信する。
そしたら何故か行った先の高台の上にサムが待っていて、そしてやはりと言うか何と言うか夫モードになっている。
「お前・・」
どーやって来たんだ、とディーンが呆れていると、
「ごめん。来ちゃった」
と肩をすくめる。
来ちゃったじゃねーよ、またどっかにGPSでも仕込んでたなお前、とブツブツ思う兄。
「ディーン、ここ夕日がすごく綺麗な場所なんだよ」
車を降りて二人並んでインパラにもたれる。そう言われれば確かに西向きだ。
「景色はいいってのは来る途中のガススタンドで聞いたけどな」
「ディーンと見られたらいいなって思ってて、ちょうど良かった」
嬉しそうに言うサムの言葉を聞いてほぞを噛む。しまった、どうも自分からサムのリサーチ先に飛び込んでしまったらしい。しかしまあ、恐れていたのは味も良く分からないレストランだの、どこかのダンスホールのペア席だのだったので、人気もない夕日スポットなら別に構わなくもある。
地平線に落ちて行く夕陽は確かに壮大で、ディーンが感心してみていると右頬に視線を感じる。
「・・・夕陽見たいんじゃなかったのか」
「うん」
睨んでも例の如く一向に気にした様子が無い。
それどころかにこにこしながらこう続ける。
「夕陽の光に髪が光ると、すごくきれいだ」
「・・・・そーかよ」
「ディーンは睫が長いから、睫まで光って見えるね」
「へー」
もう本当に今更言っても何なのだが、男の髪や睫褒めてどうする。しっかりしろ弟よ。
心中突っ込みつつ、それでも嬉しそうなその表情が見られるの自体は悪くないと思ってしまう。なにせ誕生日だ。サムが笑っていた方がいい。夫でも弟でも。
ディーンは自分がサムを見ながら口が緩んでしまうのを自覚した。サムがちょっと目を見開き、ますます嬉しそうに笑う。ああ可愛いなあ弟ってのは。

気が抜けていたのは確かだろう。
さっきから車も通らず、人目を気にする必要もなかった。
笑ったサムの顔が近づいてきたな、と思ったときには呼吸がふさがっている。
(うお、しまった)
だけれどもやはり気が抜けていて、振り払うタイミングを最初に思ったよりも2,3拍遅くした。
「・・怒らないね」
「誕生日だからな」
両頬に手をあててちょっと伺うように聞いてくるサムに、ふん、と鼻で笑ってやる。
夕陽があたってサムの髪もちょっと透けている。頬の鋭い線と鼻のラインが傾く陽の中で余計くっきりと見える。
ハッピーバースデイ。
いい男に育ってるぜサミー。
後半は今口にすると危険なので、心で思うだけにする。

だが、どうも顔に出ていたらしく、日が落ちて暗くなったあたりでディーンはインパラのボンネットに押し倒されかけ、残念ながらやはりサムを殴り倒して止めることになったのだった。

おしまいー

うーむ。
去年と同じになるのは避けたかったけど、まあもう今去年のねたが思い出せないからいいや!
ハッピーバースデーサミー♪←3回目
なんか、ふーふですぐ書く気にならなかったんですが、ちょっと考えるとその前がほぼふーふで毎日過ごしていたからですね!ははは、それも忘れてた。そしてまたもネタだかなんだか分からんものに・・・
振り返らないぜの一発書きです。色々お見苦しい点はご容赦を~


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