ディーンがまたやった。
バーで知り合ったおねーさんとしけこんで日付越え。
単なる飲みと思ってくんねえかな、とこそこそモーテルに帰ってくる。
ドアを開けたとたん、パソコンに向かってるサムと目が合った。
立ち上がって迎えに来る。
どうも心配で起きていたらしい。
女子供か俺は。いや、こいつの頭では今そういう認識か。
「またやったね」
おだやかにお帰り、のキスが落とされる。
「まあな」
ばれてるなら隠してもしょーがない。
すると手が伸びてきて、頬をびよーんと両側にひっばられた。
「まったくもう」
「ひへえ(いてえ)」
「帰って来てくれるからいいよ。」
あっさり離されて、文句は終わりらしい。
「シャワーは?」
「済ませた」
「そう、じゃあちょっとだけ来て」
ソファの隣に引っ張って行かれ、今日のリサーチと明日の予定を話される。
熱心な奴だな。帰りを待つ間の時間つぶしだったろうということは置いておく。
しばらく聞いている間に、ふわあ、とあくびが出た。
「もう寝る?」
「そーだな・・・・・っておい!?」
膝の下に腕を入れて、それはいわゆる姫抱っこ。
「眠そうだから」
「歩ける!」
てか歩かせてください頼むから。ベッドまで3歩だし。なんなんだ新手の復讐か?
慄きながらシーツをかぶるディーン。
数日後
いつも来てもらうのもなんなので、打ち合わせのためにボビーの家に来た二人。
「どうだ調子は」
兄弟から交互に相談されるボビーは、言葉を選びつつサムに話しかける。
「うん、まあまあ。ディーンはあんな感じだけどまあ少しづつ改善してるよ」
「…そうか」
改善しちゃってるのか。
ジョンが聞いたら吹っ飛んでくるだろうなあ・・・と、遠い目になるボビーだった。
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すみません、夫婦ばっかり続いてます。
推敲すりゃいいんだろうけど、それをすると今上げてるもの1つたりとも絶対永遠にアップされないので!←ひどい
右往左往する姿もこれまた一つの記録ということでひとつご勘弁願わしゅう存じます。
そうそう、ちょっと思いましたが、呪いの時期でもパパ生きてるかも。
…というか、地獄から脱出し、天使の操作網を潜り抜けて、どっかに潜伏してる気がするよジョンパパ。
さて、今度こそクレトムだよ・・・
クレイ×トムへの3つの恋のお題:衝動に身を任せた/だから、しよ?/おやすみ、可愛い人
ブホー!萌えるお題も準備済み。