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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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ただいま停電中(SD夫婦呪3)

あっちゃこっちゃに萌が広がりすぎて、頭の中でショートしております(苦笑)
今、ホワンホワンしているのは、
「同居してるけどできてないクレトム」!!
あ、もちろんそれがこれからくっついていくという前提で(笑)

最初は「放っておけない」感と
「非日常体験を分かり合える人は貴重」感
からルームシェアスタートで(かくまうリスクはもちろんあるけど、クレイもちょっと色々煮詰まってるということで。
そんでもって、暮らし始めてみるとなんか「植物のような気配のトム」という考えに、今とりつかれております。
淡々としてね、静かでね、自己完結しているトム。自分のことは自分でできてる人希望。
自分に割り当てられた部屋で過ごすことが多いんだけど、閉じこもってるんじゃなくて自然な感じということで。
病床六尺じゃないけど、施設とかでさ、狭いスペースで済ますことに慣れてるんだよ・・・だから外に出ても自然にそれが出来ちゃうの。ううう。

えー、そんなわけで当然ここはクレトム来るだろう、と思うのですが
まだ形になってないので、先に呪いの夫婦を置いておきます。




ある日ボビーの携帯にディーンから電話がかかってくる。

『なんだかこの頃やばいんだボビー』
またバスルームこもっているらしい。シャワーの音がする。
「ああ、昨日サムからも相談があった。だいぶ思いつめてきてるな」
『なんとかあの呪い解けねえかな…』
「過去の事例を見ると、基本的には、思い込みが満足すると解けることが多いようだ」
『というと?』
「なにか、持って行きたがる流れがあるだろう。…それに乗ってやったらどうだ?」
『あれをか?』
「それをだ」
『それって…』
「言わせるな!!!!!!」
『〇×▲△☆………!!!』
途端に受話器から響き渡る罵詈雑言に、ボビーはセルフォンを思い切り耳から遠ざけることになった。



切られてしまったので、あきらめてバスルームから出てくるディーン。
考え込みすぎて、シャワー浴びるのを忘れている。
資料を読んでいたサムが、ちょっと眉を上げる、が何も言わない。
ディーンはそのままベッドにつっぷしている。
「ディーン」
しばらくしてからサムの気配が近づいてきて、そっと首筋に大きな手が触れてくる。
「夕飯買って来る。何か食べられそう?」
「チーズバーガーとポテト。チリ。食えるに決まってんだろう」
病人じゃねえよ、つかおかしいのはお前なんだぞ。
ちっとも呪いが解けない弟に、面と向かって言ってやるわけにもいかず、思いっきりぶっきらぼうな返事をするにとどめる。
元気な弟ならば、ここでひとくさり文句がくるところだ。でも、おかしくなっている弟は
「OK。今日はオニオンはいいの?」
なんて訊いてくる。
「・・・・入れる」
オニオンに罪はない。
「了解」
首筋をゆっくり撫でていた指が離れていく気配に、思わず顔を上げたら、じっと見つめていたらしいサムと目が合った。
あ、まずい。
サムの顔が近づいてくる。顔と一緒に胴体も近づいてくる。
まずいぞまずい。ここはベッドの上じゃねーか。
『持って行きたがる流れがあるだろう』
とっさに動けなかったのはボビーのアドバイスのせいにしておく。
ベッドに乗り上げてきたサムが、ゆっくり身体を仰向かせて抱きこんでくる。
「心配しないで。何もしないよ」
いや、お前それはこれから何かしようとするときの定番セリフだろうが。俺はあんまり使わないけど。

持って行きたがる流れに乗ったら、呪いは解ける可能性がある。

ぐるぐるしながら固まっていると、こめかみにキスを落としながらサムが呟いた。
「ごめんね。ディーンを困らせているのはわかってる」
いや、わかってない。優しいお兄様を困らせてるのはその通りだが、根本が分かってないんだぞお前は。
だが髪を梳く指と、抱きしめてくる腕にセクシャルな色は薄い。ほ、とディーンは身体の力を抜いた。
サムがゆっくり顔を離し、ディーンの瞳を覗き込んでくる。
「でも、愛してるよ、ディーン」
『満足すると呪いは解ける傾向がある』
負けるな俺。弟の呪いを解いてやれ、俺。
「俺も、お前を愛してるよ、サム」
視線を合わせて言い切る。にっこり笑ったサムがもう一度身体を抱きこんできて、ベッドの上でゴロゴロ転がる。
こちらからもでかい身体に腕を回して、くせのある髪をぐしゃぐしゃなでてやったら、自然に笑いがこみ上げてきた。

 

『・・・で?』
「なのに解けねーんだよ!!」
『まあ、足りなかったんだろうな』
「なんでだーーーーーーー!!」
男としては足りなくて当然だろうが、あの流れで俺は精一杯妥協したぞ!
・・・だが、男としてあれで足りないのは当然だ。お前はその点では正常だぜサミー。

結局、ベッドの上でひっつくという項目が増えただけで、相変わらず呪われたままの弟なのであった。



いや、それがどうした、という感じなんですけどね。
浮かんできたのは出しとかないと・・・

 

 

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