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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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定型句対決(S6兄3)

原稿はできたのに今日もデータ入稿に失敗した旧人類です。とほほーい。
もう、USBに入れて送っちゃおうかなあ。自分のPCがCD書き込みが出来ないことにこんなに困る日が来るとは思いませんでした。モノがモノだけに他の人のPC借りるわけにも行かないしさ。

そんな感じでよどむ心境で、
今日も浮かんできたのはS6兄です。
OLPの皆様と先日チャットして、肯定してもらえたので嬉しい♪うほほーい。

コメント下さったN様!新たな視点ありがとうございます。確かにどうなんでしょうね。ちょっとネタが浮かびそうな気がしております。(今日のは違いますが)

拍手パチパチありがとうございます。某様!今度ぜひショートちゃっとでも致しましょうっ




「お願いだ」
「できない」
 

「お願いだよ」
「すまん。私にはできない」


please please please
I can’t I can’t I can’t  sorry 


変わりばえのしないモーテルの中。弟と天使の決まり文句は延々と続く。
天使は突っ立ち、弟は天使の前に仁王立ち、魂の欠けた兄はテーブルで新聞を読んでいる。
テレビをあまりつけなくなったので、部屋の中には2人の声以外の音は無い。


「私の力ではそれはできない」
何度目かの同じ言葉を口にしたあと、カスティエルは2人に視線も向けずにコーヒーカップを取り上げるディーンをちょっと見つめた。


「試してくれるだけでいいんだ」
頼むよ。
サムももう何十回言ったんだというセリフを繰り返す。
後にいる兄は見ない。サムがこうしていても、こっちを見ていないことが分かるからだ。
天使は兄弟を害さない。兄の「守護」アラームは発動しない。



コーヒーを啜るディーンをしばらく見つめた後、天使は突然
「やってみる」
と呟いて姿を消した。


サムは兄を振り返る。
新聞に落とされた視線。伏せた瞼。
しかめ面やにやけ顔、端正な顔を台無しにするどれもしなくなった兄の顔は、いつも人形のように整っている。

 


 ・ ・ ・ 


「一部だ。全部は掴めなかった」
なんだかボロボロになった天使が、コートのポケットからなにやら光るものを取り出した。


「ディーン」
こっちに来てよ。と、サムがディーンを呼ぶ。
「魂か」
呟いてディーンは天使の前に立った。

天使がゆっくりと光る何かをディーンの身体に沈めていくと、苦痛の声を上げてディーンは倒れる。


「どうなるの?」
サムがディーンを寝台に運び、オロオロと尋ねると、天使はボサボサ頭のまま
「わからない」
と呟いた。


数分後、見つめる二人の前でゆっくりとディーンが目を開けた。
「ディーン」
「大丈夫か」
同時に話しかける2人に、淡々と
「大丈夫だ」
と答えると立ち上がる。
ああ、とサムは肩を落とした。どうやら感情の起伏は戻っていない。


無言で部屋を横切ったディーンは、おもむろにラジオをつけ、局を選んだ。
部屋にとどろくオールドロック。


「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
弟と天使は無言で佇む。


「・・・この部分は正直いらない」
「では、取り出して私が持っていようか」
「・・・・・・・・・・・いや、いいよ。入れておいて」


そんなわけで天使の決死の行動の結果、ディーンはロック好きの部分だけ戻ってきたのだった。

 


いや、意味はあんまり無いです。
浮かんだだけです。はい。

 

 

 

 

 

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