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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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だめだ。このままで。(W一家7)

一体なんなんだ、というタイトルですが、あんまり意味はありません。
最近呪い萌ばっかりメモってたので、W一家の在庫を出しておかないと、頭の中にどうも次のネタが入荷されないことがわかったのでございます(私だけわかって、たぶん周囲の方にはなんのことやらですね。すみません)。今日は昼休みの半分を使って、ビデオ屋で大草原の小さな家のあらすじ紹介を延々と読んで来ました。そして分かったことは、
「一家はよく自然災害に会う」
そして
「パパはよく生活費に困って出稼ぎに行く」
というものでした。

いけるじゃないかW家。

でも先にお留守番兄弟のW家をおいておこう…



ふたりでお留守番        注)20代半ば以上です

パパとマムが週末狩りのついでに一泊してくることになったので、兄弟二人で留守番。

「どうしよっか?」
「お前ピザでもとりゃいーじゃん。俺はバーにでも行って来る。」
「それは無理。」
「なんで」
「財布見てみな」

ディーンが慌てて財布を確認すると、入れておいたはずの札がなく、
『〇〇ドル借りました。来月返す。 J.W.』
と、書いたメモが入っている。

「なんだこれ??」
「父さんが、出かける前に借りてた」
「なんで?銀行によってきゃいいじゃねえか!」
「月末なんだよディーン……」
地を這うような弟の声に、ディーンはそれじゃあバーとか映画とかは無理なんだなあ、とため息をついた。


見事にすっからかんなので外食もできず、自炊して過ごすことにした二人。
「で、なんでお前まで台所に来るんだ?」
「え?だって俺も食べるし」
「別に、作ったら食わせてやるからあっち行ってろよ。どうせ仕事あるんだろ」
「いや、でもさ、やっぱり二人のことなんだから一緒にしないとさ!」
「いいよ。お前でかいから邪魔だし」
「だって、やっぱりこういうのはやらないと慣れないし、ずっと不公平なのは後々まずいしさ」
「…なんかお前変じゃねえ?」

弟はなにか夢見てるというか、何かの予行演習でも想定してるようなへんなテンション。

かく言う兄も、実はレンジで冷凍食品あっためるくらいしかしたことがなかったりする。
「なんか、台所でてきとうにガタガタやってれば、何かできんだろ」
そんなわけあるか。
「でも、せっかく時間あるんだし、何かこったものでも作れるんじゃない?」
PCでレシピを検索しながら弟。わかってるようで甘い。

1時間後
レタスまるごとひとつ剥いただけのサラダ
「なんか、いつもと違うよな。多いし」by兄

焼いたら縮むのと焦げるので親指大になってしまったムニエルもどき。
「こんなに縮むんだ」by弟 
ちなみに付け合せの野菜はこれから洗うところから始めます。

絶対これじゃ足りねーよ、と冷凍したパンを引っ張り出す。
「凍ってるぜ。どうしたらいいんだ?」
「わかんない。ネットで調べてみる。……そのまんまトースターで焼けばいいって」
「丸パンだぜ。はいんねえよ。」
「ちょっと待って。丸パン。冷凍。食べ方。…ないや。切ってトースターに入れてみよっか。」

横で缶詰のスープを温めていたのを忘れていて、見事に吹き零れる。

「もうだめだ!腹減った!!」
ディーンが吠えて
「賛成…」
とサムもマウスを放してつっぷした。

なんだこりゃ、ガチガチじゃねえか。マヨネーズかけろ、マヨネーズ。
ゲラゲラ笑ながら食卓を囲む二人。
「一緒に作ってよかったな」
ビールを飲みながらディーンが言った。
「ん?」
「ただ黙ってこれが出てきたら、絶対に血の雨が降ってるぜ」
「そうかも」
サムも笑う。
「でも、結構楽しかった」

片付けは後にしてテレビ鑑賞。
普段はパパ指定席のソファを取り合い、押しのけ合うが、結局そのままくっついてテレビ観てたりする。


翌朝。というより昼前。
ソファーで沈没していた二人はダッドの電話で起こされる。

「隣町まで着いた。あと2時間ほどで帰るぞ。」

一気に目が覚める息子二人。
台所水浸し。鍋は焦げてる、さあどうする?
「とりあえず、俺は皿を洗う!!」
ディーンが流しに飛びついた。こげた鍋の汚れがこすっても落ちねえ!と叫ぶ。
「ちょっと待ってて、焦げのおとしかたパソコンで検索する。」
またもPCにへばりつくサム。
「酢をいれて湯を沸かすといいって。」
「酢?どこだよ。」
塩のありか以外台所にうとい兄弟。

両親の帰宅までには皿とナマゴミだけは片付け、
なんのかの言いつつ、楽しんだふたりだったとさ。


おわり

注)パパはきっと二人で留守番させた結果に予想がついて警告してくれたのでしょう・・・

 

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