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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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ダメな大人の休日(ゾンビねた1)

ムパラの申し込みも済ませまして、色々うっちゃーしー仕事もまあ一応持ち帰りとかはしないで済む週末です。ああ良かった。
ところでみな様、ゾンビ萌えについてどう思われますか?(唐突)
先日チャットで某様方とお話している時に、ものつごい萌え萌えなお話をうかがいました。いやーゾンビ新境地だわ。
そ、そしてもうアップされてるし。

ぜひ、某k様のサイトでのSD新作をごらんになってくだせえまし。切なくて胸キュンで、悲しくて、ぐはー。吐血します。

そして、同じく先日のチャットで「S6サム社長と秘書」のねたで、もしもS6サムが社長じゃなくてビンボーだったら、という新たな地平ねたを頂きまして、これは同僚か?隣人か?と今真剣に悩んでおります。(クレトム本はどーした!)

オフィスワーカーでそうそうビンボーはないだろうから、幼なじみ兼隣人かなあ。
となると、
「幼なじみでビンボーなS6サムとディーンでハピエンを目指す」
という、なんかAUの上にAUを重ねすぎて何がなんだかわからんネタになりそうな気がしてきました。
うーむ、この場合アップするのはこのブログなのかOLPなのか・・・

とりあえず先にゾンビ妄想メモを置いておこう。
あ!ぜひK様のお話を先にごらんになってくださいませね。
これまた人様の創作を読んで萌え萌えした二次のさらに二次ネタですので~~



「ディーン、ただ今!今日はすっごく新しい心臓が手に入ったよ」
入り口を入るなり、明るい声で呼ばわる弟にディーンは眩暈がする。
なんだろう、この軽さは。

悪魔との約束期限が間近に迫る中、てんぱった弟は何を思ったか、
「どうせなら僕の手で」
などと言いながら、ある日ディーンに迫ってきた。
なんの冗談だと放っておいたら、妙な注射をされて視界が暗くなり、目が覚めたら赤い目の悪魔が目を吊り上げてサムとディーンを罵っている。
「何だよ。寝てる間に契約日が来たってか?」
「来たわよ!だけど人間じゃなくなってるってどういうことよ」
「お前らをまんまと出し抜いたってことさ」
キーキー怒る悪魔をサムがコルトであっさり撃つ。日付を見ると契約の日はとうに過ぎていた。

「どういうこった」
呆然とするディーンにサムはにっこり笑う。
「知らなかったけど、人間でない兄貴は地獄にいけないらしいよ」
寝ている間にゾンビにされて、だけど地獄行きは免れたらしい。喜んでいいのか哀しんでいいのか。
「それにディーンがもし地獄に行くと、その後世界の終わりが始まっちゃうんだってさ」
「はあ?」
「黙示録だよ。天使が言ってた」
何を見たのか聞いたのか。サムの目はすっかり据わっている。
「サミー、しっかりしろ。そんなものはいないぞ。詐欺だ」
ディーンは弟の変貌振りが心配で、自分がゾンビになったショックもうっかり忘れた。トリックスターのいたずらに嵌まった後のサムも憔悴していたが、さらに酷い。ほんとに何を見せられたんだか。
そしてサムにいかに文句を言おうと、一回ゾンビになったからには人間には戻れない。
ディーンは自分の冷たい手と、得意満面の弟の顔を見くらべてため息をついた。

悪魔の契約をすり抜けた後、二人は積極的な狩りは止めた。
時々ボビーの手伝いをしたり、他のハンターの調査に協力する程度だ。


「ディーン、そろそろ新しいパーツを探してくるね」
「いらねえよ」
ベントン医師のやり方は生きた人間から臓器を取り出すが、ディーンの身体はなぜか死体からのパーツでも維持できた。まさにゾンビらしいゾンビではある。もちろん新しいに越したことはないが。
「お前、一体何やってこんなんもって来るんだよ」
ディーンが聞いても
「え?何とでもやり方あるだろ」
とサムは平然としている。心配になって調べたが、本当に殺人事件や失踪は起きていない。

困ったことに一度止まった心臓の動きはゆっくりとしていて、ディーンの身体を温めるほど強く動かない。
だから、とサムは毎晩ディーンにひっついて眠る。
ぴったりと触れ合って体温を移す。ひんやりした身体が次第に温まってくるとディーンは息が楽になり、ほっと息をつくとサムは酷く満足そうな顔をする。
「ディーンより身体が大きくなってて良かったな」
サムはクスクスと笑う。
「俺はどうせひっついて寝るなら、小さい頃のお前の方がよかったぜ」
ディーンは口をへの字にするが、サムは気にしない。
夏ならともかく、寒い夜にディーンが小さな弟に冷たい身体で触れるわけがない。頭の先から足の先まで、すっぽりと包んでしまえる体格に育って本当によかった。ぬけぬけとそう言うのには腹が立つが、実際のところこいつがでかくて体温高くてよかった、とディーンも思う。


「ディーンが地獄に落ちないで済めば、終末は始まらない。僕らが知ってる人たちも、知らない人たちも死なないで済む」
だから、ディーンはこうなることで、実は世界を救ってるんだよ。
幸せそうにサムが言う。
ディーンにはわからない。
サムが狂ってしまったのか。それとも本当に何かを見たのか。
「もう、地獄に落ちないならこのまま自然に死ぬまでほっといてもいいんじゃねえのか」
「それは僕が寂しいからやだ」
抱き合いながら交わすやり取りは妙に互いに甘ったれだ。
「じゃあさ、俺はしょーがねえからここに籠もってっから、お前は少しまともに生きろよ」
「まともってどんな」
「・・・・・・」


ある日様子を見に来たボビーは、家の周りの柵にペンキを塗っている兄弟を見て目を丸くする。
「まあ、そうやって平和に暮しててくれ・・」
「いいのかそれで!?」
ディーンが叫ぶ。
「終末よりはいい」
ボビーにまで言われて脱力した。

「ボビーが他のハンターに話しつけてくれてさ。人間に害を与えない、って約束で、僕らに干渉しないでくれるってさ」
「暇なら資料のデータ化でも手伝え」
ボビーが車からドサドサと本を降ろす。
「ちょうどいいね。ディーンもすることがあったほうがいいし」
笑って答えるサム。


小さな家に小さな庭。「温まった方がいいから」と日当たりのいい庭で過ごす1日。芝刈りとペンキ塗り。
現実感が無さ過ぎて、ディーンは塗りかけの柵の前で呆然と悩む。

もしかして、もうとっくに自分は死んでいて、これは地獄で見ている束の間の夢なんだろうか。
それならば、この酷いブラックジョークのような状況も頷ける。
それならば、覚めたくないと思う。

「ディーン?」
腕まくりして、ちょっと頬に泥をつけたままサムがこちらを見ている。
「いや」
急にまあいいか、という気持ちがこみ上げて、ディーンは笑った。サムも嬉しそうに笑い返す。
考えようによっては、酷く幸せな夢だった。




収拾つかんので終わる。

うーむ一発書きの上に途切れ途切れに書いたのが良く分かる(笑)
Kさんのゾンビ話に萌えて、「そしたら私はほのぼのゾンビ話をーーー」なんて言ってたんですが、やはりゾンビ。さすがゾンビ。どーにもこーにもほのぼのしませんわね。負けたぜゾンビ・・・〇十年とか経って、「やっぱ夢じゃねえよな」とか言い出して、「今更何いってんの」と弟に呆れられるんだなきっと。そして元凶はきっとサムに暗い未来を見せたコートの天使なんだようん。

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