サム:
キャスはだいぶ身内感。ディーンになついているのはだんだん見慣れてきたのでもう気にならない。ある意味日常風景。
ジャックは弟分として面倒見る気がある。
だがしかし、ディーンと最近大変いい雰囲気なのに、バンカーの人口密度が上がってくることには一言いいたい気持ちがいっぱいある。
ベニーには恩があるから強いことは言いづらいが、はっきりいってすごくやりづらい。兄貴と仲がいいのもなんかむかつく。ハイスクールの同級生と盛り上がってるときや、ゴードンとバーで飲んで盛り上がってた頃を思い出す。もしもサミーとか呼んできたら恩は忘れてしめる。
ディーン:
キャスは最近落ち着いて生活してるので安心してほっといてる。ジャックに人間界での暮らし方をレクチャーしている内容が時々ぶっとんでいるけれど、天使の力を使うとそれでよかったりもしてるので、天使のことは天使に任せとこうかという気にもなっている。
あのキャスが庇護欲というか父性を見せているのが新鮮だなあとしつこく思い続けている。しかしどちらもうっかりすると危険物なので時々ひやっとする。
サムと今更ながらそんな感じの仲になってしまって、これ夢かな実は幻覚見せられてんじゃねえかなと時々思っている。
ベニーのことは心配だったのでバンカーで落ち着いて安心。だけど時々自分とサムがいるときに不思議そうな目で見られてる気もする。五十年前の価値観の奴だから絶対知ったらぶっとぶだろうなと思うとちょっと落ち着かない。
キャス:
天使だからどこにいてもいいはずなんだけど、恩寵をなくしたり人間化したりまた天使の力が強くなったりを繰り返してるうちに、ちゃんと寝起きする場所が欲しいなとナチュラルに思うようになってきている。食べなくてもいいんだけどご飯も三度食べたいし、兄弟が飲んでるときは同じものが飲みたい。(コーヒーでもビールでも)
しかし服を着替えるとかひげをそるとか歯を磨くとかは関心がないので必要ない。
ジャックを立派に育てたいと思うけど、ウィンチェスター兄弟はハンターのこと以外では見本としては問題があるし、天界関係では自分は下っ端天使の仕事しか教えられられないし困ったなと思っている。
ベニー:
よくわからないがまた煉獄からよみがえってきたら、今度はディーンが部屋を貸してくれたので助かっている。血の補給は前は献血のパックを盗んでたけど、テレビで輸血を待つ患者のニュースを見て以来、レアの肉をなめたりしてできるだけしのいでいる。
煉獄で実にタフな男だったディーンは弟といるとだいぶ感じが違うが、やっぱりタフな男であるのは変わらない。サム・ウィンチェスターは礼儀正しいまじめな男だけど、基本的に吸血鬼は殺したそうな雰囲気を感じるので、サムが見ているときの言動には特に注意をしている。サミーとか呼ぶ気は一切ない。
天使ともう一人の若い男は得体が知れない。抜けているように見せかけて罠かもしれないし、殺傷力はめちゃくちゃ高いのがわかっているから挑発しすぎには気をつけないとと思っている。
全体的に疲れるし万年空腹だし彼女も殺してしまったので生きる意味があまり見いだせないんだけど、ケーブルテレビのドラマは毎日見ても追いきれないくらいたくさんあるので心の慰めになっている。
ジャック:
みんな好き。嫌われると悲しい。
悪気はないんだけど、天界の話になって「自分が触ったら天使がいっぱい作れる」と話したら、普段怒らないキャスが珍しく大声で壁や空に向かって聞いたことがないようなことをすごい声で怒鳴っていたので、やっぱり自分はダメなんだと悲しくなった。
サムは優しいんだけど、夕食の後に部屋に行こうとするとすごく嫌がるのがわかってきたので夜部屋に行ってしまう前に要件を済ませようと頑張っている。
ディーンは怖い。すぐ怒る。でも何度も怒ってもバンカーにいていいと言ってくれてるので嫌われてないと思う。
ベニーは知らない人。知らない人とは口を利かないほうがいいって言われたので聞かない。吸血鬼だけど、触ったら天使になるかも、と教えたけど、変な顔をして遠くの席に行ってしまった。
嫌われたかもしれない。
ううん、書いてるうちになにネタ出るかな。
[12回]