兄の中の人目当てにMVBを観た。
…中の人かわいかったです。
ビジュアル的には全くもってそのままシーズン4のセットに放り込んでも違和感ないのに、表情でちゃんと違う人なので感心しました。怖いときはシェイプシフターかと思いました。(何の感想文だ)
それにしても30過ぎたでっかい白人成人男子に「可愛い」以外の表現する気が起きないあたり、自分の脳みその破損状態がかなり心配されます。
それにしても怖かった。こわかったっす…
怖くて眠れないからほかの事考えよう(泣)
風呂に入んないといけないんだけど、窓からつるはしが突き出してきそうな気がするよ…
兄のGF
ある日夕食の席でディーンが言った。
「マムとダッドに会わせたい子がいるんだけど」
サミーどっきり。
しまった。数年のうちには兄貴と二人暮らしにもって行って、その後のことはおいおいに…と思っていたけど、そりゃそうだよな、兄貴も30近いんだし、長続きしない割りにとりあえずもてるんだし、こういう事態が起こることは十分想定されたはずなんだ。僕は気が長い方だけど、相手の展開が速い場合もあるよな。くそっ、そういえばこの間の案件でも「気が長すぎる」ってボスに言われたんだった…
サムの脳内では1ヶ月前のクライアントからのクレームからハイスクール時代まで「気の長いことがいいとは限らなかった事柄」の検索が駆け巡っていったが、人間界ではコンマ3秒。サムの表情筋はとりあえず平静を保っていた。
「ハンター業を分かってくれそうな子か?」
ポテトサラダを食べながら真っ先に聞くのがそこなんですかダッド。
「え?うーんそれはどうかな…。現実的な子だし…」
ディーンがフォークをくわえたまま考え込んだ。
あ、ちょっと可愛い。
30近い兄を見てそんなことを思う自分に悩むのはもう止めた。目標に向かって突き進むのみ。
「無理そうなのだったら、ディーンは離れた町に住んだ方がいいだろう。」
いきなりテーブルの向こうに天使が現れる。(ディーンの真後ろ)
「え?なんで?」
ディーンが振り向く。そろそろフォークは離した方がいいと思う。
「例えば君が彼女と結婚する。君が夕食を取っているとき、通りをジョンやサムがグールでも追って走って行く姿を見たとする。放ってディナーを続けられるか?」
「………」
天使グッジョブ。(byサミー)
「狩に関わらなくても最低限の護身術は教えてあげるわよ。」
「いやー、彼女運動苦手そうだからなあ。」
「でもぜひ会いたいわ。今度連れていらっしゃいよ」
「うーん、そうだね…。もう少し話をしてからにするよ。」
初対面でいきなり狩や護身術の話になったらびっくりするしさ。
意欲をそがれたらしく、ディーンは本格的に食事を再開する。サムもほっとして(表情筋は相変わらず動いていない)サラダに手を伸ばした。
「なんだろうな」
口にパンを詰め込んだままディーンがモグモグ言う。
「なに?」
ほっとしたあまり皿に取ったレタスの葉脈をじっと観察しながらサムが答える。
「なんか前にもこんなことがあった気がするんだよな」
「そう?」
実はハイスクールまで遡る脳内検索でサミーも思い出していた。兄のGFが来る話は今回が初めてじゃなかった。それどころか話だけなら片手を越えるくらいあった。
「なんでいつもこうなるんだろう。」
視線を上げると膨らんだ頬をモグモグさせながら困ったような顔をして兄がこっちを見ている。思わず笑ってしまいながらサムは言った。
「兄貴好みの美人でさ、オカルト好きで丈夫で、家族行事とかなくても気にしない子を連れてくるといいんじゃない?」
「すげー難しいぞそれ」
「そうかも」
二人で顔を見合わせて笑う。
ずっとずっとそんな子が見つからないといい。少なくともあと数年。
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あーーーー怖かった気がまぎれた(笑)
ねよっと。
[6回]
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