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海外ドラマの超常現象の兄弟(SD)を中心に、頭の中にほわほわ浮かぶ楽しいことをつぶやく日記です。 二次創作、BL等に流れることも多々ありますので嫌いな方は閲覧をご遠慮くださいませ。
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うわーんうれしい(≧◇≦) (モキュサミ誕)

うぎゃー!
ご無沙汰ののちのいきなりな日記にまで優しい拍手やお言葉ありがとうございます!
ブログはいいなあ…支部はたくさんの方に見ていただけるけど、やっぱりお言葉かけていただくとめりめりとやる気が出ますね。
本来まずお礼なのですが、リハビリかねてネタメモ!
サミ誕を飛ばしてしまった(しかも17日は開設〇〇周年だった)のでモキュメンタリーの二人でサミ誕ネタ。
…いや、モキュメンタリーだとJ2か。いや、しかしサミ誕と言ってしまったからいいや。(おい)





「おい、ちょっと」
低い声で後ろから呼ばれて、ジェンセンはひゃっと肩をすくめた。今日の撮影はスムーズに終わったので、買い物する時間があるぞといそいそ帰り支度をしていたところだ。
「なんだよ」
平静な顔を作って振り向いた先にあるのは、もちろん見慣れた(というか10分前まで向かい合っていた)共演者の顔だ。どすを利かせた声にふさわしく、眉間にたて皺が寄っている。
「今年は何もなしか」
「へ?」
数秒考えて思い当った。今日は5月2日だ。サム・ウィンチェスターの誕生日。
確かにここ数年は番宣も兼ねて、収録後にちょっとした外出をすることが続いていた。今年、企画が持ち上がらなかったのはちょうど前後にほかのイベントが重なったからだ。今日だって撮影現場ではサムの撮影シーンではハッピーバースデーの声が飛んではいたのだ。あまり盛り上がらなかったのはジャレッドの仏頂面のせいだ。
……というような思考がコンマ数秒で頭を駆け巡り、ジェンセンはそろそろと口を開いた。
「俺はスマホを見に行くんだ」
先日落として画面にひびが入ってしまった。ちょうど古くなっていたのでいっそ取り替えたい。ジャレッド自身の誕生日ならともかく、珍しいオフ時間を逃す気はなかった。が、
「なら、僕も行く」
「へ?」
「そういえば新しい機種がでていたよな」
「…まあな」
ちょうどいいからボディーガードに送ってもらおうとぐいぐい話を進められて、結局ジャレッドの車に収まる。
(まあ、いいけどな)
いい加減シーズンも長くなると、ジャレッドの極端な性格にも、良くも悪くも慣れてくる。礼儀はないが悪気もない。今日は宣伝も関係ないので、無理に会話をする必要もなかった。こちらが頼んだわけでもないので、遠慮なくぼんやりする。ジャレッドの方もジェンセンの愛想のない態度に腹を立てるでもなく、自分の端末をいじっていた。
「どこの店行こうと思ってたんだ?」
「いや、大きめの店ならどこでも…」
店に行く前にあれこれリサーチする者もいるが、今日はふらりと行きたい気分だった。気に入った機種がなければ無理に買わなくてもいいのだ。
対するジャレッドはカメラの性能やら速度やらいつも細かい。セルフィー命だもんな、とジェンセンは店に着くと自分よりよほど真剣に端末を試すジャレッドの横顔をちらりと見る。
「いいのはあったか」
訊かれてまあなと濁す。新しい機種の前にはジャレッドが陣取っているのだ。別にジェンセンも見られないこともないが、広い店内でわざわざ密着しにいくのはどうなんだ。
「ふうん、これいいぞ」
どや顔で銀色の端末を突き出され、そりゃあそうだろうよ最新機種だ、と胸の中で突っ込む。
しかしその後、メーカーの旧機種との違いを流れるように説明され、気が付くと機種変更して店を出るところだった。
「僕のは指紋認証の位置が少し違うんだ。黒は黒でも少しエナメルっぽいだろ」
そしてジャレッドの手にも当然のように新しい端末がある。
(えーと)
状況を考えると、ジェンセンはジャレッドと一緒に店に行って同じメーカーの端末を買ったことになるのか。
いや、ただの事実なのだが、なんでそんなことに。
車の座席で改めて困惑しているジェンセンにちらりと視線を向けてジャレッドが口を開いた。
「例年やってることが無くて、あれこれ詮索されるのはごめんだからな」
「………大丈夫じゃないか?」
キャラの誕生日にこだわらなくても、オフの日(と見せかけた仕事)にわざわざスキーに一緒に行ってみせたり、コンベンションの週末は必ず前日に現地入りして、二人そろった写真をネットに上げたりしている。はっきり言って、サムの誕生日を大きなネタにしていたころより、そういった話題提供はかなり増えているのだ。だが、もちろん聞くような相手じゃない。
「クリフ」
呼ばれるといつもご苦労様なボディーガードは黙って車を停めた。
「ちょっと出して」
端末を持った手を引き寄せられる。ジャレッドも自分のものを差し出し、クリフが心得たように二つ並んだ端末を撮った。
「よし」
ジャレッドが満足そうに端末をいじっているのでのぞき込むと、さっさと送信させたらしい写真を自分のインスタにアップしていた。
「ストレートにバーで並んでる写真を撮らなくても、これだけでそれっぽくなるからな」
「お前はインスタのために俺とおそろいのスマホを持つのか」
見上げたプロ根性と呼べばいいのかもしれないが、なんかおかしい。
「今更だろ」
ふん、と鼻でわらうように言われて手の中の新しい端末に目を落とす。
(まあ、いいんだが)
何となくこのまま相手主導で終わるのも抵抗があり、一杯飲んでいくかと訊いたジェンセンに、ジャレッドは、
「どちらかというと夕食の時間だろ」
と鼻を鳴らした。


終わらないけどここまで

いや、久々に何も見ないで書いたので、モキュの設定とかいろいろ違ってるかもしれないです。
しかし先日のしょーもないメモにもお言葉下さったm様s様はじめ皆様に感謝の気持ちを込めて突貫一気。感謝をあだで返すようなわけわかんなさですが、久しぶりに文書きました…皆様のおかげです。お礼は後日!ぎゃあ1時が来る。







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